2017年11月22日の洋楽ドライブCD-R

guitarbird

2017年11月23日 20:31

01


洋楽ドライブCD-R「新作」の記事です。

今回は長距離ドライブではなく市内巡りでしたが、
次の長距離ドライブが12月に入ってからになるので、
毎月作って上げるという意味でもこの日にしました。

遠出していないので写真も家の犬たち、留守番でしたが。

21曲、では早速。


◎1曲目


The Waiting
Tom Petty & The Heartbreakers
(1981)

10月に来日公演を行ったジャクソン・ブラウンが、
コンサート1曲目でトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの
これを歌っていたと聞いていたく感銘を受けました。
ジャクソン・ブラウンにぴったりな選曲、聴きたかったなあ。
トム・ペティがいかにミュージシャン仲間に愛されていたかを
あらためて知らされるとともに、うん、寂しさが増してきました。



◎2曲目


Home Now
Shania Twain
(2017)

シャナイア・トウェイン実に15年ぶりの新作NOW!が
ビルボード誌アルバムチャート初登場1位を獲得。
やはりというか、そうなりますよね、僕だって期待していた。
アルバムは10月から週に3、4回聴き続けていますが、
インパクトが大きい曲はないけれど平均的にいいですね。
そこから1曲入れたくて、選んだのがこれ。
スコティッシュというかケルティックというか、
イントロのバグパイプ風の音が郷愁を誘いますね。

余談ですが、シャナイアが1位になった時2位になったのが、
直前に亡くなったトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの
グレイテスト/ヒッツだったのでした。



◎3曲目


Let's Stay Together
Al Green
(1971)

今回ももちろんありますよ、「バンラジ」でかかった曲。
HBCラジオの洋楽リクエスト番組「バン・バン・レディオ」。
この曲はノンジャンルの時間帯に流れましたが、聴きながら、
申し訳ないけれどその直前にかかっていた1990年代の
ヒット曲とは「格」が違うなあと呟いてしまいました。
ただ古いというだけではもちろんない、「格」。
その時はFMで聴いていましたが、ベースとドラムスのタイトさ、
こんなにすごい演奏だったのかとそこにも唸らされました。



◎4曲目


It Takes Two
Marvin Gay & Kim Weston
(1966)

前回に続いてのデュエットシリーズ第2弾ということで、
マーヴィン・ゲイ&キム・ウェストンのこれを選びました。
このCD-Rを作っているとよくチェインリアクションになります。
前回ロッド・スチュワートの曲を入れ(今回もありますが)、
ロッドがティナ・ターナーとこの曲を歌ったアルバムについて
話題にし、そこからつながってオリジナルに戻りました。
マーヴィン・ゲイは若い頃は爽快ではつらつとした曲が
似合っていたんだなあってあらためて思いますね。
マーヴィン・ゲイは1970年代「シンガーソングライター」時代が
高く評価されていますが、僕は60年代「ソウル歌手」時代も、
今はむしろそちらの方がいいというくらいに大好きです。



◎5曲目


I Heard It Through The Grape Vine
Michael McDonald
(2003)

ジョン・レジェンドが何かのチャリティのために、
スティーヴィー・ワンダーの
Signed, Sealed, Delivered I'm Yoursをカヴァーしたと
ネットでニュースを見ました。
それ入れたいけれどまだCD化されていない。
(ネット配信はあるのかもしれないけれど)。
じゃあということでオリジナルも含め他の人のその曲をと思い、
マイケル・マクドナルドのモータウンのカヴァーアルバムに
入っているのを思い出して久し振りにCDをかけたところ、
件の曲よりもこっちに強烈に引き込まれてしまった。
マイケルもモータウンのカバープロジェクトの最初として
この曲を選んでいるだけに、さもありなんですね。
そして今回はマーヴィン・ゲイの曲が2曲ということに。



◎6曲目


The Mayor Of Simpleton
XTC
(1989)

XTCのこれも「バンラジ」でかかっていたもの。
懐かしさ半分、XTCを僕はあまり聴いてきていなくて、
これは当時「ベストヒットUSA」で聴いたのかな、他だったかな、
とにかくいいなと思いつつお金を出して聴こうとは思わなかった。
実は今これにはまってます、はまりました。
サビ=Bメロのうねうね進む歌メロがたまらなくいい。
全体の音がビートルズっぽいところにあのうねうねが面白い。
もちろん、うねうねした上でいい歌メロなのですが。



◎7曲目


Hold Me Now
Thompson Twins
(1984)

これも「バンラジ」、ヒットした高校時代以来というほどでは
ないにせよ実に久し振りに聴き、昔思っていたよりも
ずっといい曲として響いてきました。
最近、僕はもう高校時代から気がつくとアメリカンロックに
偏って聴いていたことを再認識し、CD-Rに入れる曲も
半ば無意識にアメリカに偏ってきているので、
ブリティッシュ勢はタイミングが合えば積極的に入れたいと思い、
今回は2曲続けてみました。



◎8曲目


I Started A Joke
Bee Gees
(1968)

ビー・ジーズ初期の曲、「笑う洋楽展」で取り上げられました。
ビー・ジーズは車にベスト盤が積んであっていつでも聴けますが、
そのCDを見ると、なんと、この曲が入っていない。
ならば入れなければ、と。
これはとってもとってもいい曲ですね、まごうことなき名曲。
でも笑うで紹介されたこの曲のプロモがなんだか可笑しい。
人より大きなサイケデリック風の絵がスタジオに設置され、
その間でロビン・ギブが歌い他のメンバーが演奏する。
その絵の可笑しさが悲しさを誘う。
まあ歌のモチーフには合っているんだけど、でも僕としては、
せっかっくのしっとりとした曲で笑いを取ってどうするの、と・・・
でもみうらじゅん氏と安斎肇氏には大うけで、
「鏡」がテーマのこの回の最優秀作品賞に輝きました。
大学時代の友だちS君がディスコになる前のビー・ジーズが
大好きで、特にこの曲をよく口ずさんでいたのを思い出します。



◎9曲目


Every Rose Has Its Thorn
Poison
(1988)

ポイズンのこれは彼女が好きなドラマで流れていた曲。
ヘヴィメタル系バンドのアコースティックな音、流行りましたが、
この曲はその中でもひときわ輝く名曲だと今も思います。
正直、僕はこのバンドが特に好きというわけではないのですが、
そんなアーティストでも1曲は大好きな曲があるものですよね。



◎10曲目


For You Blue
The Beatles
(1970)

ビートルズのこれ、何のきっかけもなしに口ずさんだ曲。
ジョージ・ハリスンがカントリーブルーズをジョーク混じりに
やっていて、そのジョークをジョン・レノンの
ラップスティールギターが強調している楽しい曲。
ジョージ・ハリスンが言うには、この曲に
エルモア・ジェイムスは参加していませんが(笑)。
この曲を口ずさんだのをきっかけで逆に
エルモア・ジェイムスを久し振りに聴いたりもしました。
ここでは、少なくとも体裁は本格的カントリーのポイズンから
ロック寄りに戻す緩衝地帯という意味でここに入れました。
で、この曲ってどうなんだろう、例えばビートルズの曲の
人気投票をしたらどれくらい、真ん中より下かな。
きっとそうだろうなあ、僕はかなり好きなんですけどね。



◎11曲目


No Matter What
Badfinger
(1970)

前回、レオ・セイヤーのMore Than I Can Sayを取り上げ、
彼女が邦楽でこれに似た曲があったはずだけど思い出せない、
と書いたところ、長渕剛に似た曲があるという書き込みを
いただき(情報ありがとうございます)、調べたところありました。
「夏の恋人」という曲、CMでも使われていたということで、
僕もかすかに聞き覚えがありました。
しかし、You-Tubeで「夏の恋人」を聞いたところ、もっと似た曲が
あることに気がついた、それがバッドフィンガーのこれでした。
聞けば聞くほど似ていると思うようになりましたが、でも、
レオ・セイヤーのそれとバッドフィンガーのこれは、わあ似ている、
というほどには似ていないのも不思議といえば不思議ですね。
この曲は元々大好きなのでこうして聴けてよかったです。
そしてビートルズからはアップルつながりということで、
というより、バッドフィンガーはビートルズの弟分と
当時は言われていたそうですから。
と、この辺り、ポイズンを除いてブリティッシュな雰囲気。



◎12曲目


Batdance
Prince
(1989)

プリンスのこれ、「バンラジ」で久し振りに聴いて楽しかった。
この曲は歌よりもエスニック風なリズムのギターを
♪てんでんでれんて てんでんでれんて 
といった具合に口ずさむことが多いですね。
あと叫ぶのは「農協牛乳」かな(笑)、と思ったのですが、
昨年出たベスト盤に入っているショートヴァージョンは、
なんとその「農協牛乳」のパートがまるまるカットされている・・・
確か5分以上あるはずなのに4分台と短かったので、
嫌な予感はかすかにしたんですけどね・・・まあ仕方ない。
ところで偶然ですが、こうして並べてみると、
No Matter WhatとBatdanceのイントロ最初のギターの音が
似ていることに気づきました。



◎13曲目


Tonight's The Night
Rod Stewart
(1993)

10月の美瑛撮影小旅行の帰りはちょうど「バンラジ」の時間で、
彼女と美瑛からの帰りのドライブで聴きますと投稿した
メッセージが読まれましたが、そこで番組から贈られたのが
ロッド・スチュワートのこの曲でした。
DJの高島保さんが歌詞を和訳して紹介していたのだけれど、
まあ、「今夜きめよう」という邦題通りの内容を包み隠さず
歌うきわめてストレートな曲ということで、ラジオで聴いていて
嬉しかったけれど微妙にこっぱずかしかった・・・(笑)。
今回はUnpluggedヴァージョン、ロン・ウッドもいることだし。
ロッド自作の曲ですが、ロッドが書く曲は激的な変化なしに
淡々と流れていくものが多いけれど、歌メロは素晴らしい。
No.1に輝いたこれはソングライターとしてのロッドの代表作でしょう。


◎14曲目


Show Me The Way
Peter Frampton
(1975)

ここ数年親しくお付き合いさせていただくようになった方と、
先日初めて仕事以外でゆっくりと話す機会を持てました。
その方は音楽が好きで自分でもフュージョン系のギターを
弾いて時々人前で演奏しておられるのですが、ロック系は
10代だった70年代のものは結構お好きということで、
話がたどり着いたのがピーター・フランプトンでした。
あれです、あれ、有名なライヴからの1曲ですが、その方は
この曲はすごいとほめていた。
で、ですね、はい、僕はそれ、今まで何度か聴きましたが、
すごくいいと思ったことがなかったので、この曲も
ほんとうに印象くらいしか覚えていませんでした。
ここでしっかりと覚えたいです。



◎15曲目


Always
Atlantic Starr
(1987)

久し振りに「吉田類の酒場放浪記」を観ました。
番組では最初の駅と街を紹介するコーナーで類さんのバックに
洋楽のヒット曲が流れていますが、これはそこでかかっていた曲。
アトランティック・スターは自分では積極的には聴かないですが、
ラジオやテレビでこの曲がよく流れ、それを聴く度に、
いいなあとある種の感慨にふけります。
しかし、これは1987年のNo.1ヒット曲ですが、その年僕は大学生、
この曲は高校時代に聴いたものだとずっと勘違いしていました。
でも、この曲は1980年代前半の雰囲気を色濃く残していますよね。
リアルタイムだった僕らの世代には洋楽が輝いていた時代の。



◎16曲目


Blueberry Hill
Elton John

ファッツ・ドミノが亡くなりました。享年89 R.I.P.
決して早世ではなくむしろ大往生といえるだろうから、
残念で寂しくはあっても悲しいとは感じませんでした。
ファッツ・ドミノは以前トリビュート盤の記事(こちら)を上げ、
おかげさまで非常に多くの方々に読んでいただいていますが、
今回はそこから僕がいちばん好きなエルトン・ジョンの
この曲をもって哀悼の意を表させていただきます。
僕の知り合いでキーボードを弾きながら歌う
アマチュアミュージシャンの女性がいらっしゃるのですが、
その方がこれを聴いて「ピアノが超絶に上手い」と言いました。
ピアノが弾けない僕にはそれがどう「超絶に」上手いのか
分からないのが残念です。


◎17曲目


Brown-Eyed Handsome Man
Paul McCartney
(1999)

エゾリスの顔がアップで撮れた写真があり、見ると目が茶色で
かわいらしく、それでこの歌を思い出して口ずさみました。
でもそのリズム感やテンポはチャック・ベリーのオリジナル
ではなく、ポール・マッカートニーのカヴァーのものでした。
その後でカケス(亜種ミヤマカケス)も撮影、顔をアップで
見たところやはり目が茶色で、またこの歌を口ずさみました。
これからは茶色の目を撮る度に口ずさむかも(笑)。
ウィックスのアコーディオンがずっと気持ちよさげに鳴るこの
アレンジは洒落てて楽しくていいですね、今回はまりました。
正直、これが入ったアルバムRUN DEVIL RUNは、
聴き込んだといえるほどには聴いてこなかったので余計に。



◎18曲目


Only You (And You Alone)
Ringo Starr
(1974)

プラターズのあまりにも有名なこの曲、僕だって、
両親の影響で小学生の頃から知っていたくらい。
リンゴ・スターがこの曲をカヴァーするにあたって、
彼の歌手としてのキャラクター上、熱唱することはせず、
(大きな)鼻先に引っかけてクールに歌う、この意外性がいい。
と思っていたのですが、ジョン・レノンのWONSAPONATIME
が出た時、それに収録されたこの曲のデモを聴いて、リンゴの
このヴァージョンほぼそのままであることを知りました。
(イントロがジョンのStand By Meにそっくりなのはご愛嬌)。
そうか、セッションか何かの時にジョンがお得意の
半分ふざけたように歌ったのが気に入って、
リンゴはそのまま録音したのかなって。
(違ったらごめんなさいですが)。
ここ3曲はビッグネームが歌うカヴァー曲でつなげてみました。



◎19曲目


A Woman Needs Love (Just Like You Do)
Ray Parker Jr. & The Raydio
(1981)

「バンラジ」でかかったレイ・パーカーJr.&ザ・レイディオのこれ、
もはやブラコンAORのスタンダードといえる曲ですよね。
僕もこれ、かのGhostbustersの前から誰の何という曲か
聞き知っていたくらいに日本でもヒットし聴き継がれている。
以前から入れる候補にあって何度も考えてきたのを、
ついに今回入れることにしましたが、そこでふと気づいた。
この曲は、どの位置に入れてもCD-Rの流れに合うんです。
結局ラスト前前のここになりましたが、それまで何度も何度も
入れる場所を考えてはまた変えてを繰り返しました。
なんでだろう、不思議な響きを持った曲ですが、
ちょっとだけ思うのは、明るくてこの先が続く感じがするのが、
エンドレスに聴く車のCD-Rにはいいのかもしれない。



◎20曲目


Cruisin'
Smokey Robinson
(1979)

最後の前。
CD-R作りで特に気を使うのがここ、ラスト前の曲なんです。
イメージ的にはコンサートの本編最後の曲がこの場所で、
そのまま終わってもいいけれどアンコールがあってもいい。
そんな雰囲気の曲を選びたいのですが、今回どうしても
ここが埋まらなくて困っていました。
レイ・パーカーJr.の曲でもよくてそれに決まりかけていたところ、
「吉田類の酒場放浪記」を見ていたら流れてきたのが、
スモーキー・ロビンソンのこれ、「ビンゴ!」と直感しました。
どっしりとしてかつ明るい、そして先に続きそう。
そしてスモーキー、落ち着きますね。



◎21曲目


Take It Easy
Jackson Browne
(1973)

最後は元気はつらつなこれ、むしろ1曲目向き
かもしれないけれど、車で聴くとまた1曲目につながることだし。
そして今回ジャクソン・ブラウンの話題で始めたので、
締めもジャクソン・ブラウンにということで、
イーグルスではなくこちらにしました。
日本では間違いなくジャクソン・ブラウンでいちばん有名な
曲でしょうけれど、ジャクソン・ブラウンの、という認識は
低いかもしれないですね。


02


いかがでしたか!

ゴーストバスターズのゴーストのような雪の写真と。

さて、12月はどんなCD-Rに。
て、すっかり月刊化していますね(笑)。

最後は昨日の地元の風景、藻岩山で終わります。


03





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