01
10日ほど前にまた彼女と富良野美瑛に
撮影などを目的とした小旅行に出ました。
今回はその時のために作ったCD-Rの曲紹介です。
◎1曲目
Broken Record
Van Morrison
(2017)
1曲目はまだ湯気が出るくらい最新のヴァン・モリソンから。
いやぁ、この曲とってもとってもとっても気に入った!
自分の単語連発癖をついに歌にしてしまったなんて!
スウィング感が1曲目にもふさわしい。
そして何度聴いても可笑しくて楽しくてしょうがない!
◎2曲目
Signed, Sealed, Delivered I'm Yours
Michael McDonald
(2004)
前回マーヴィン・ゲイ「悲しいうわさ」のマイケル・マクドナルドによる
素晴らしいカヴァーを入れましたが、その流れで今回も
スティーヴィー・ワンダーのこれを。
というか、前回こっちを入れようとしてCDを聴いたところ
マーヴィンの方が気に入ってしまい入れたということがあって、
なんだか申し訳なくて、入れないわけにはゆかなかった。
とんでもない、大正解、これは大好きになりました。
"signed, sealed, delivered"という言葉のリズムが最高にいい。
◎3曲目
I Love You Always Forever
Donna Lewis
(1996)
ドナ・ルイスのこれは東京にいた頃毎日のようにMTVで聴き、
シングルCDを買ったくらいに気に入った曲ですが、
ひと月ほど前に「バンラジ」でかかっていたので入れようと。
究極のかわいらしい声ですかね、もうこの声だけでいい。
は言い過ぎ、というのもこの曲の「裏聴きどころ」は、
サビの部分のリズムのグルーヴ感、心地よさなのです。
というのも、この曲のベースは元ザ・ファームそして
元ブルー・マーダーのトニー・フランクリン。
かつて何かのテレビのインタビューで本人が答えていたのを見て、
現金な僕は(笑)、はあそうだったのか、どうりですごいはずだ、と。
まあだから知らないで聴いたらそこまですごいと思ったかどうか、
自分で自信はないのですが、でもやっぱりこのリズム感が、
あまりにも心地よい、ということは言っておきます。
◎4曲目
Ramblin' Man
The Allman Brothers Band
(1973)
これは彼女が好きなドラマで使われていた曲。
が、実はですね、僕は彼女に言われるまでこの曲を
事実上「知らなかった」のでありました。
つまり家にCDはあるけどまともに聴いていなかったという。
あらためて聴くと、とってもいいじゃないですか。
カントリー調のブルーズロックとでもいいますか、それにのっかった
気が抜けたように歌う素軽い歌メロもまたいいですね。
◎5曲目
Ramblin' Gamblin' Man
Bob Seger
(1969)
ここで僕お得意の(!?)言葉遊びチェインリアクション。
ボブ・シーガーのこれ、オリジナルは1969年ですが、
うちにオリジナルスタジオヴァージョンの音源がないことが分かり、
1976年のLIVE BULLETから取りました。
この曲は知っているという程度でほとんど聴いてきていないため、
今回僕の心にとっても新鮮で強力に映り、もはや
大のお気に入りの1曲になりました。
曲もだけど、ボブ・シーガーの歌い方がかっこいい。
◎6曲目
Hoochie Coochie Man
Eric Clapton
(1994)
そして今度は"man"つながりのエリック・クラプトン。
これは年末に何の脈略もなくサビが口を突いて出てきて、
それからそこばかり時々口ずさんでいました。
まあ口ずさむのであれば誰のでもあまり変わらないかもだけど、
僕が口ずさんだのは一応なじみのあるクラプトンの方ということで。
ううん、これについて何を言えばいいのだろう。
もうただただいい。
◎7曲目
Every Kinda People
Robert Palmer
(1978)
ロバート・パーマーのこれは「バンラジ」でかかっていたもの。
「バンラジ」ではよくかかる曲がほとんど決まっているのですが、
これはそうではなく、ちょっと珍しい選曲だなと聴き入りました。
というかすいません、これもベスト盤持っているけれど、
ラジオでかかった時は誰の何という曲か分からず、聴いていくうちに
声とサビの歌詞でなんとか分かったというもの。
この際だからCD-Rに入れて聴きなじもうと。
で、これですね、きっとロバート・パーマーはマーヴィン・ゲイの
What's Goin' Onのような曲を作りたかったんだろうなって。
カリプソ風にしてごまかそうとしているけれど、もう丸見え(笑)。
でもそんなところがとっても気に入りました。
◎8曲目
High Enough
Damn Yankees
(1990)
ダム・ヤンキーズのこれも「バンラジ」でかかっていたもの。
この曲がヒットした頃はラジオで聴くくらいだったので、
なんだか半分懐かしくなってCD-Rに入れることに。
それにしてもこれはいかにもアメリカンロックという
ハイトーンヴォイスが炸裂していますね。
歌メロ素晴らしく、CD-Rのいいアクセントにもなります。
◎9曲目
Save The Best For Last
Vanessa Williams
(1992)
続いてこのヴァネッサ・ウィリアムスも「バンラジ」から。
ううん、これはほんとうにいい歌ですね。
でも実は僕、なぜか、洋楽はずっと聴いていたはずなのに、
この曲がヒットした頃のことはまったく覚えておらず、
2年くらい後にMTVで観て聴いて曲を知ったという。
ビルボードで1位になっていたのに、自分でも不思議。
まあそれはともかく、僕はこの人、それまで歌い方が
もう少ししっとり系だと思っていたのですが、今回聴いて、
結構コケティッシュな声でもあることに気づきました。
これも大好きですね。
でも僕は、"Sometimes the sun goes 'round the moon"という
歌詞を聴く度に「それはナイナイ」とツッコミ入れたくなります(笑)。
◎10曲目
Mind Games
John Lennon
(1973)
ジョン・レノンです。
今年になって2度ほど彼女とカラオケに行きました。
もちろん僕は1曲を除いて洋楽しか歌いませんでしたが、
これは1回目に行った時最後に歌おうと予約したところ、
時間切れになって歌えなかったので、2回目の最初に歌ったもの。
上手い下手は別として、これは歌いやすかったです。
そして今回"Yes is surrender"という歌詞、
なんとまあ含蓄のある言葉であることと、
あらためてジョンのすごさが分かりました。
◎11曲目
We're Gonna Groove
Led Zeppelin
(1982)
レッド・ツェッペリンです。
ジョン・ボーナムの死後に出たCODAから1曲選びました。
ううん、これはただなんとなく入れたいと思っただけかな。
最近やっぱり僕はZepが大好きなんだと再確認しているところ。
この曲はギターもベースもドラムスもヴォーカルもスリリング。
やっぱりこれがZepなんだなあと。
◎12曲目
Don't Get Me Wrong
The Pretenders
(1986)
プリテンダーズのこれも直近では「バンラジ」で聴いたもの。
この曲は「定番」、僕はこのCD-Rの選曲に当たって、
まあ元々そういう人間だからか(笑)「定番」は選ばないようにする、
というか自然とそうなる傾向が強いのですが、今回は敢えて
定番も入れてみました。
それでどう感じたかというと、華やかさが増したような。
そうか、僕にはそういう要素が欠けているんだ、と。
まあいい、これは出た時から大好きな曲だから。
◎13曲目
Stray Cat Strut
Stray Cats
(1981)
ブライアン・セッツアーの日本ツアーが今まさに行われていますね。
最初の公演が札幌でしたが、僕は行かなかった、行きたかったけど。
ブライアン・セッツアーが札幌に来るというので「バンラジ」でも
特集があり、この曲もかかっていた、あれ、別の番組だったかな・・・
ともかくこの曲、当時は正直あまり好きではなかったけれど、
30年以上を経て今はこのブルージーさがたまらない。
それにしてもブライアン・セッツアーのギター、
ビブラートのかけかたが尋常じゃない、すごすぎる。
僕は密かに自分のリアルタイムで出てきたロック系ギタリストの中で、
ブライアン・セッツアーが一番上手いのではないかと思っています。
◎14曲目
Fall On Me
R.E.M.
(1986)
R.E.M.を今回はどうしても1曲入れたくて、何にしようかと、
入れるならベスト盤に入った曲がいいなあということで、
CDを手に取る前に頭に浮かんだのがこの曲。
よかった、雰囲気合っていた。
◎15曲目
War
Edwin Starr
(1970)
これも「バンラジ」、僕はども定番ではない曲に反応するようで(笑)。
それにしてもエドウィン・スター迫真の歌唱がすごすぎる。
しかしメッセージ性の濃いこれをモータウンはよく許したなと
別のところでも感心したりして。
テンポが上がったところのベースラインが素晴らしいのも
さすがはモータウン。
◎16曲目
The First Time Ever I Saw Your Face
Roberta Flack
(1969)
ロバータ・フラックのこれはクリント・イーストウッドが
監督としてデビューした主演映画「恐怖のメロディ」
(原題PLAY MISTY FOR ME)の挿入歌として
リリース2年後にNo.1ヒットとなった曲。
映画も観ましたが(恐いですねぇ)、この曲はなんというか、
僕のツボにはまらなくてなかなか覚えられない。
いつか覚えたいと思ってついに今回CD-Rに入れたというもの。
もう10回以上聴いているけれど、そうですねやっぱりなんというか、
僕とはあまり相性が合わない曲だなあ、と。
聴いている瞬間はなかなかいいなと思ってはいるのですが、
口ずさむとかそういうことはまだないですね。
この先どうなるか、もちろん聴き続けてゆくけれど。
◎17曲目
Wait For Me
Daryl Hall & John Oates
(1979)
ダリル・ホール&ジョン・オーツのこれ、僕が彼らを聴き始めて
最初の頃、洋楽ってんないい曲があるんだと思った曲。
これも「バンラジ」でかかっていましたが、これが入った
オリジナルアルバムはほとんど聴くことがないので
他の番組でかかる曲よりは擦れていなくて新鮮に響いてきました。
やっぱりいいよなあこの曲は。
◎18曲目
Wrathchild
Iron Maiden
アイアン・メイデンです。
唐突過ぎるでしょうか。
そうですよね、前も後も雰囲気がいい曲だから。
はっきり言って僕はメイデンが好きだからこうしましたが、
もしこれと同じ曲でCD-Rを作る方がいらっしゃるのであれば、
ここは外した方がいいかもしれない、と敢えて言っておきます。
今回はブルース・ディッキンソンが歌ったヴァージョンを入れましたが、
この曲はギターリフも含んだベースラインの動きがよくて、
メイデンはやっぱりあり得ないくらいに進化したブルーズなのだ、
という思いをまた新たにしました(受け入れられないでしょうけれど)。
◎19曲目
All At Once
Whitney Houston
(1985)
そしてホイットニー・ヒューストンというこの流れ・・・(やや自虐的)。
これ、ダイアナ・ロスが紹介するこの映像は「笑う洋楽展」で
使われていたものですが、それを観てからずっとこの曲が
僕の頭の中に小さく残り続けていて、別にそれで困りはしないけれど、
ここはひとつ解放するためにCD-Rに入れて聴かなければと。
ううん、それにしても素晴らしい、やっぱり大好きだこの曲。
最近ホイットニー・ヒューストンを聴くことが多くなってきましたが、
そういえばそろそろ命日ですね、2月11日。
◎20曲目
Calling America
Electric Light Orchestra
(1986)
今回結局半分は「バンラジ」でかかっていた曲、これもそう。
この曲は出た頃から密かに好きな曲でしたが、今回ここに入れて
もう「密か」ではなくなりましたね(笑)、はい、大好きです。
CD-Rの最後は明るくてちょっとユーモラスな曲を入れたいという
方針があって、これはそこにもはまった、もう最初っから
この位置に入れると決めて選曲編集を進めてゆきました。
ちなみにこの2曲は"All""Call"で頭韻を踏んでいます、念のため。
◎21曲目
American Girl
Tom Petty & The Heartbreakers
(1976)
トム・ペティの死因が正式に発表されました。
複数の薬剤摂取の結果による偶発的な薬物中毒。
要するに"overdose"、薬の過量服用でした。
トムには持病とし肺気腫、膝痛、そして股関節骨折を抱えており、
そのために服用していた薬が原因になったとのことで、
決して麻薬系のものではありません。
ありませんが、やはり事実を知るとショックですね。
トムの死、僕はまだ何も癒えていません。
今回もとにかくトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの曲を入れたくて
これにしましたが、でも音楽を聴く以上明るく行きたいのでここは、
前の曲でアメリカを呼んでそれに答えてアメリカ娘としました。
ジェフ・リンとトムでトラヴェリング・ウィルベリーズつながりでもあるし。
でもやっぱり聴いていると、もう死んでしまったことを強く意識する。
意識してゆかなければいけないのだ、と、その後また思う。
だけど音楽は永遠、アメリカ娘もずっと若いままでいるでしょう。
溌剌とした歌い方、生きのいい演奏、素晴らしいですね。
02
いかがでしたか!
今回は結構ハードな曲が多い、ロック色が濃い印象かな。
写真1枚目は富良野「春よ来いの木」、
2枚目はJR富良野線ディーゼルカー。
次のCD-Rはもう曲集めを始めています。
もう少し大人し目になればいいかなと思いつつ。
最後は犬たち3ショットにて。
03