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本日は"Woman"と南の方にドライヴに行きました。
今回は久し振りドライヴ用に80分のCD-Rを作り、
道中ずっとかけていました。
全18曲、7回聴いたかな、そのCD-Rの曲を紹介します。
☆1曲目
Love Comes To Everyone
George Harrison
(1979)
ジョージ・ハリスンの誕生日の記事で取り上げた曲。
やっぱり聴きたくて入れました。
CD-Rは1曲目は特に何を入れるか悩みます。
今回は2曲目に入れた曲を1曲目にと最初考えましたが、
1曲目はよく聴くなじみの人がいいというのが僕がCD-Rを
編集する際の鉄則のひとつなので、ここはジョージにしました。
正解でした、落ち着いてよかったです。
☆2曲目
Do It Again
Steely Dan
(1972)
僕がこのBLOGでよく話題にするHBCラジオの洋楽番組。
ここで一度しっかりと記しておきます。
Music Delivery Bang Bang Radio! バン・バン・レイディオ
という番組名、高島保さんがパーソナリティ。
番組愛好者の間では通称「バンラジ」と呼ばれています。
HBCラジオは札幌圏ではブロードバンドFMによる
ステレオ放送も行われていますが、"Woman"が
新たにミニステレオを買い(CDラジカセのようなやつ)、
それで初めて「バンラジ」をステレオで聴いた日、
最初にかかったのがこの曲でした。
さすがステレオ、サウンドがクリアで迫力があった。
この曲は特にベースのモコモコ感がリアルに聴こえました。
うちではCDをコンポステレオで聴いていてスピーカーも
30年前のものとはいえ片方5万円くらいするものですが、
上に置いているために僕がいる場所からは遠くて高く、
音にあまり迫力がありません。
ミニステレオはスピーカーは小さいけれど近いので
音がよりリアルに聴こえてきたのでしょう。
音がいいと曲もよく聴こえる。
この曲は昔から好きでしたが、今回大好きになりました。
☆3曲目
Stand Back
Stevie Nicks
(1983)
もうひとつ僕の大事な洋楽ソース「笑う洋楽展」。
これは「回転」の回に取り上げられ久し振りに耳にして
しっかりと聴きたいと思ったのでした。
この曲は最後フェイドアウトの部分でそれまで一度も
出てこなかった歌のフレーズが出てくるのが好き。
そして今聴くと間奏のファンク風のカッティングギターがいい。
なぜファンク風かというと。
☆4曲目
Little Red Corvette
Prince & The Revolution
(1982)
スティーヴィー・ニックスがこの曲を聴いて感銘を受け、
あたしもこんな曲やりたいとレコード会社を通して
プリンスをスタジオに呼んで作ったのがStand Back、
という話だそうですね。
Stand Backを入れるならこれもと敢えて並べてみましたが、
そうした背景が分かったので、Stand Backのギターが
ファンク風に聴こえたのでしょう(現金なものです)。
なお、この曲はきっとすぐにYou-Tube映像削除されるだろうから、
敢えて貼りませんでした。
☆5曲目
Wild Side
Motley Crue
(1987)
これは「笑う洋楽展」絡みで独立した記事を上げましたね。
今回はヘヴィメタルに分類されるのはこれが唯一ですが、
人によっては落ち着きがないと映るかもしれない。
僕はやっぱりこの曲大好きと思っただけでしたが。
☆6曲目
Joanne
Lady GaGa
(2016)
女性の名前の曲で取り上げたレディ・ガガのこれ。
その時に聴いてとっても気に入ったので入れました。
"Woman"がこの曲とても気に入ったと言っていました。
☆7曲目
Only Time Will Tell
Asia
(1982)
ジョン・ウェtットンの死の直後の「笑う洋楽展」で
偶然取り上げられていたこの曲。
やっぱりいい歌。
ジョン・ウェットンの歌唱力や歌声はもっと評価されていい、
と僕は今思っています。
哀愁を帯びた広がりのある声は天賦のものですね。
この曲についてはもっともっと言いたいことがあるのですが
今回は短くこの辺で。
☆8曲目
Space Oddity
David Bowie
(1969)
デヴィッド・ボウイのこの曲はきっかけが特にあったわけではなく、
CD-Rの選曲に入った時に突然口ずさんでそのまま入れました。
どうせ入れるならエイジアの後で宇宙的な広がりのある響きの
曲を続けたいと思ってここに入れました。
この曲のサビは口ずさんでいると癖になりますね。
温泉の中でずっと歌っていました。
☆9曲目
Luka
Suzanne Vega
(1987)
男性の名前の曲で取り上げたこの曲も今回入れました。
しかしですね、今回あらためて聴くとやっぱり寂しい。
特に3番の歌詞、ここにぐっときましたね。
「僕はきっとひとりぼっちでいるのが好きなんだ
何も壊れることはないし、何かを投げられることもない」
昔は意味は分かっていたけれど字義通りにしか感じられなかった。
今はそういう子どもさんがいるのかもしれないと思うと切ないですね。
この曲が世に出て残った意味は大きいと再認識しました。
さらにはスザンヌ・ヴェガのちょっとばかり舌足らずな歌い方が、
「ルカ」君の心をうまく代弁していてヒットしたのだとも。
これは真の名曲だと思い直しました。
☆10曲目
Don't Look Back
Boston
(1978)
ボストンのこの曲も"Woman"のミニステレオで初めて
「バンラジ」を聴いた日にかかっていて印象的でした。
曲自体は昔からよく知っているけれど、実は僕、
ボストンの2枚目はアルバムとしてはあまり好きではなく、
これ以外の曲はほとんど覚えていないんです。
1枚目は隅から隅まで覚えているというのに。
そういうわけでこの曲は聴き直そうと思いました。
で、0'21"のところで入るドラムスの音がすごく好き、
ということにも気づきました。
ところがこの曲はひとつ計算違いが。
5'57"もあるんですね、4分くらいの曲だと思っていたけれど、
一度終わりかけ転調してまた始まるんですね。
実はそれすら忘れかけていました。
まあでも入れてよかったです。
☆11曲目
Don't Do Me Like That
Tom Petty & The Heartbreakers
(1979)
これは別の日にAMで聴いていた「バンラジ」でかかりましたが、
トム・ペティの曲がAMで流れるのが珍しくて番組宛に
メールを出したところ、なんと読まれたんです。
しかも、番組のディレクターさんが、この曲に対して反応が
あるのは嬉しいという旨も言っておられたのがなお嬉しかった。
CD-R編集的にいえばここは"Don't"を2曲続けてみたのと、
少し重たい雰囲気の曲が続いたのでユーモアをまぶしてみようと。
☆12曲目
Oh Atlanta
Bad Company
(1978)
バッド・カンパニーのこれはアトランタ・ファルコンズの曲の
記事で取り上げたもの。
バドカンは英国のバンドだけど、トム・ペティとこれで
アメリカっぽい雰囲気のユーモアがある曲を続けてみました。
それにしてもポール・ロジャースの声が素晴らしい!
声質という点ではこのアルバムの頃がベストかも。
力強くて澄んだ声の持ち主って、そうはいないですよ。
☆13曲目
Big Yellow Taxi
Joni Mitchell
(1970)
ジョニ・ミッチェルのこの曲を入れたのはですね、他の曲が固まり、
あと1曲3分くらいのが入るとなり、さて何を選ぼうか、できれば
女性の方がいいと考えて浮かんだのがこの曲だったのです。
でもこれが入れてよかった、流れに変化がついて。
ちなみにもう1曲浮かんだのがバングルスの「冬の散歩道」
でしたが、それは音が強すぎるかなと感じてこちらにしました。
そしてもうひとつ。
レディ・ガガの新作がジョニ・ミッチェルっぽいところがある、
という僕の思いにもつながるものでした。
結果としてこの中ではいちばん古い曲でもありますね。
彼女の当時の声は生野菜のように瑞々しいですが。
☆14曲目
Simple Twist Of Fate
Bob Dylan
(1975)
これはボブ・ディランが札幌に来た時のことをふと思い出し、
この曲も演奏してなあと思って入れました。
途中"gate"のように"a"の発音の単語だけ大きな声で歌うのが
印象的ですが、車で聴いていると他の静かな部分は
雑音にかき消され、余計にそこだけが大きく聴こえました(笑)。
☆15曲目
Hello
Adele
(2015)
アデルのこれはグラミー賞受賞したと記事にしました。
今ではすっかり"Woman"お気に入りの曲になりました。
☆16曲目
An Extraordinary Life
Asia
(2008)
ジョン・ウェットンへの思いを込めてもう1曲。
やっぱりね、この曲にはじーんときますよ。
心臓病を克服して生きることの素晴らしさを見出した。
しかし他の病気に負けてしまった。
ジョン・ウェットンも最期の頃は何を思っていたのかな、と。
「今日を楽しもうじゃないか、何があっても
これは驚きに満ちた人生なのだから」
サビのこの歌詞はジョン・ウェットンからの贈り物。
☆17曲目
Ou Est Le Soleil
Paul McCartney
(1989)
ポール・マッカートニーの今僕がいちばん気に入っている曲。
ポールって時々異様にサウンドに凝った曲を作りますよね。
最初はホワイトアルバムのWild Honey Pieかな。
遊びなんだけど、それをクールに決めてしまうポール。
この曲はフランス語で「太陽はどこにあるの?」という意味。
ベースラインが歌っていて素晴らしい。
曲全体の雰囲気も太陽が見えない不安を感じさせる。
しかし途中2'52”辺りからエレクトリックギターが高い連続音で
入るところはかすかに太陽が見えてきたような暖かさも感じる。
「スリラー」みたいなフランス語のナレーションが入るのは
まあお遊び、気にしない、気にしない(笑)。
そして僕が好きなのが3'45"の辺り。
パーカッションが激しく打ち鳴らされ、鐘の音が大きく入った
次の瞬間、最初のベースとドラムスの静かな音に戻る、
この切り替えがもうセンスの塊としかいいようがない。
コンサートには行かないしレコードを売ったけれど、
ポールを嫌いになったわけではないことは言っておきます(笑)。
まあ、以前のように熱は上げていないのですが。
☆18曲目
Radio Free Europe
R.E.M.
(1983)
今回トリはR.E.M.。
こちらもアトランタ・ファルコンズの曲の記事から。
今回あらためて分かった。
R.E.M.の最大ともいえる魅力は
ベースのマイク・ミルズのグルーヴ感であることを。
この曲はもう何も言わずに頭を振って足を動かしてしまう。
あ、運転中は危ないので抑えますが(笑)。
車ではベースの音はあまりよく聴こえないですが、いや、
聴こえないからこそ、曲を動かすグルーヴ感がよく分かりました。
R.E.M.が解散したのは、初期のマイクのグルーヴ感を
活かすことができないような重たくて複雑な曲が多くなって
ということなのかもしれないとあらためて思いました。
というわけでの18曲。
CD-R編集的にいえば最後の曲もまた悩みますね。
今回は敢えて若い頃のノリがいい曲を選んでみましたが、
車で聴くとエンドレスになるので、終わりのようで終わりじゃない、
1曲目にうまくつながる曲であることも重要だと思いました。
今回はそれが上手く行ったかな、と。
次はまた来月に作る予定です。
02
最後は出発前に撮った留守番部隊3ショットにて。