01
数日前のことですが、A公園で大きなベニテングタケを見つけました。
開いた傘の直径がCDくらいある大きくて立派なもの。
少し離れたところから見てすぐに分かったのですが、
近寄って、写真を撮ると、食べられたように欠けた部分があり、
さらによく見るとハエがとまっていました。
ベニテングタケは毒キノコの代表格ですが、
人間には毒でも、虫は食べるんだ、ちょっとばかり不思議。
まあ、人間と虫(昆虫)は体の生理的機能が違うだろうから、
人間には毒でも虫は大丈夫、ということがあって不思議ではない。
でも、例えばコアラはユーカリの葉を食べるけれど、
ユーカリは他の動物には毒であるのが、コアラは腸が発達して
無毒にできるので、他の動物が食べないユーカリを独り占めする
というのが生物的な戦略だという話は聞きました。
また、犬には玉ねぎが毒ですが、同じ哺乳類でも
毒に対しては違うという事例があることも理解しています。
でも、やっぱり、人間的感覚からすると、
毒きのこを食べて大丈夫なのか、と思ってしまう。
もしかして、虫全般ではなく、もある特定の種類だけが、
毒きのこを無毒化できるか、毒であっても生きてゆけるように
進化したのかもしれないですけどね。
02
タテ位置でも1枚。
ところで、この秋、ベニテングタケはこの1回しか見ていません。
A公園でもたくさん出る場所にはあまり行っていないにしても、
他の場所でも、A公園以外でも一度も見ていない。
テングタケはよく出ていたのですが。
ベニテンクタケは毒きのこであるからか、きのこ採りの人には
目の敵のようにされて抜かれているのをよく見ます。
そうするのは、きのこ採りの人ばかりではないかもしれないですが。
そうか、もしかして、ベニテングタケは、虫に食べられることにより
胞子をばらまいてもらっている、ということはないかな。
胞子をばらまく、という点からすれば、抜くことにより、
人もその手助けをしているかもしれない。
などと考えましたが、なぜ今年は少ないかはもちろん分かりませんが、
自然は動いていることを、またひとつ、実感しました。
03
今日のA公園、エゾヤマザクラの紅葉は盛りでした。
今日は雨が降りそうで降らずに日暮れまで持ちましたが、
明日は雨予報、台風(温帯低気圧)の遠い影響が出るようです。
さて犬たち。
04
ハウは別にベニテンクタケを見て舌を出したわけではありません・・・
05
マーサはやっぱり真剣な表情しか撮れない・・・
06
ポーラは玄関がいちばん様になるかも・・・