ロサンゼルスに21年振りにNFLチームが

guitarbird

2016年02月26日 20:57

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スーパーボウルも終わり、NFLファンは
ポストシーズンの話題でそれなりに盛り上げる時期となりました。
昨年は驚きのトレードや移籍が相次ぎましたが、今年はどうか。
ペイトン・マニングはほんとうに引退するのかも話題です。

選手以外で最大の話題といえば、
セントルイス・ラムズが本拠地をロサンゼルスに移転すること。
ロサンゼルスに21年振りにNFLチームが帰ってくることになりました。

本題の前に、Los Angelesは英語の読みに近い表記では
「ロスアンジュリーズ」になるそうですが、ここは日本で広く
定着している「ロサンゼルス」という呼び名に統一します。

先ずはNFL JAPANの記事を引用します。

***

NFLオーナー会議は現地1月12日、セントルイス・ラムズが
来季からカリフォルニア州ロサンゼルス郊外の新スタジアムへ
移転することを投票の結果、許可した。

また、サンディエゴ・チャージャースが同スタジアムを共有する
オプションもあるという。
一方、ロサンゼルス移転を希望していたオークランド・レイダースは
今回の移転承認案に含まれていないもよう。
いずれにせよ、全米第2の大都市にNFLチーム不在という状況は、
21年で終止符が打たれることになった。

なおチャージャースはロサンゼルス移転案と並行して、
サンディエゴでの新スタジアム建設交渉を継続することも
可能だという。

ラムズはかつて、1946年から94年まで
ロサンゼルスを本拠地としていた。
なお新スタジアムは2019年シーズンから使用開始となることが
濃厚のため、当面は臨時の本拠地を使う見込みで、
その候補にはロサンゼルス・コロシアムが挙がっている。


***

補足ですが、オークランド・レイダースもかつて
1982年から1994年までの間ロサンゼルスに本拠地がありました。
つまり、その期間ロスには、NFCのラムズ、AFCのレイダースと
2チームあったわけです。
ロスの頃、レイダースの試合中継を見ると、1984年の
ロサンゼルス五輪でカール・ルイスが走ったあのスタジアムが
写っていて、懐かしいという思いもありました。

もうひとつ補足で、引用文中にあるオークランド・レイダースは
今のところ新たな動きが見られていません。
一方サンディエゴ・チャージャーズは地元が新たなスタジアムの
建設に前向きだという話も伝わっています。
しかし、この2チームが両方ロスに移転すると、同じAFC西地区で
2チームがあるという異様な事態になってしまいます。
つまり、17週のうち15週(直接対決があるので1つ引く)を、
この地区はロスで試合がある、ということになります。

ロサンゼルスは全米第2の人口を有する大都市であり、
NFLとしてもぜひこの空白区を埋めるべく動いていました。

ただし、かつてロスから2チームとも撤退したのは、
ロスはヒスパニック系の人が多く、NFLはそれほど人気ではなかった
という事情があったとのことで、今はどうなのでしょうね。


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僕がNFLを観始めた1991年にラムズはロサンゼルスにあったので、
僕としては「戻った」という感覚があります。

写真は、当時アメ横で買ったロサンゼルス・ラムズのスウェット。
最初はフィラデルフィア・イーグルスのを買い、これは2枚目だったか。
イーグルスは鷲である以上に当時純粋に観ていてプレイに
引かれてファンになったのですが、なぜラムズかといえば、
僕は未年で羊が好きだから、という単純な理由でした。
でも、チームカラーのこの青の色合いが好きでもありました。
今は袖口がほつれたこともあって着ていない、「殿堂入り」です。

しかし、ロスでは今のところそれほど盛り上がっていないとのこと。
もちろん当時からのファンは歓迎しているようですが、
もう20年、短いようで長い、当時生まれた子どもは二十歳で、
幼少時代にロスにNFLチームはなかったわけですからね。

もうひとつ、ラムズは弱い、地味、ということもあるかと。
もう10年以上プレイオフに出ていないはおろか、勝ち越してもいない。
かといって弱いというほど弱くはないし、毎年必ず1つ2つは
強いチームに勝つというまか不思議なチームでもあります。
かつてのロス時代もそれほど強くなかったのもあるでしょうね。

ところで、ロスといえば音楽の都でもありますよね。

そこで次の写真。

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スティーヴン・スティルスのソロアルバム
その名もSTEPHEN STILLSのCDトレイ裏写真。
ロサンゼルス・ラムズの白のジャージを着たスティーヴンが
馬に乗っている写真ですね。

41番が誰かは調べがつかなかったのですが、
ランニングバックかな、この番号だと。


もうひとつ、ロサンゼルス・ラムズといえば、
映画『天国から来たチャンピオン』。

主演のウォーレン・ベイティ(当時はビーティ)は、
神の間違いで予定よりも早く天国に呼ばれてしまった
ラムズのクオーターバックという役どころです。




天国から来たチャンピオン

この映画にはちょっとした思い出が。
中学時代、友だちと確か『レイズ・ザ・タイタニック』か
『エレファント・マン』(デヴィッド・ボウイ主演ですね)の
どちらかを観に行った時(記憶があやふや)、
この映画の予告編をやっていて、面白そうだと思いましたが、
観に行くことはなく、実際に観たのは30になってからビデオででした。

この映画は元々1941年の映画『幽霊紐育に行く』のリメイクですが、
原題はHeaven Can Wait。
アイアン・メイデンにHeaven Can Waitという曲がありますが、
メイデンは映画や小説からタイトルを取った曲が幾つかあります。


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ラムズの羊だ!

ハウにかぶせてみました。
そんなものが家にあるのか、と言われればそうですが・・・

一方、出ていくセントルイスでは失望の声も当然多くあります。
レギュラーシーズン最後の試合は、まだ移転が
正式に決まっていなかったにもかかわらず、スタンドには
「ラムズ行かないで」といったプラカードを持ったファンが多かった。
ラムズがスーパーボウルを勝ったのはセントルイス時代であり、
「セントルイス・ラムズ」として永遠に名前が残ることになる。
地元としても大いに誇りだったはず。

ラムズを優勝に導いたQBカート・ワーナーの人気もいまだに
地元では絶大のようですが、ワーナーは残念ながら、
今年の殿堂入り選手には選ばれませんでした。
こうなると選ばれてほしい、地元では思いが強くなるでしょうね。

ところで、ラムズ移転に伴い、今は
「セントルイス」・ラムズのグッズが大安売りになっています。
僕は結構持っていますが、まだ少し買っておくかな。

正直いえば僕は、
ロスに戻るの嬉しさとセントルイスを去る寂しさを比べると、
今は寂しさの方が少し勝っています。
でも、決まったことだから仕方ない。
ロサンゼルス・ラムズになってももちろん応援します。
そろそろプレイオフに出てほしいし。
ただ、NFC西地区は、アリゾナ・カーディナルス、
シアトル・シーホークス、サンフランシスコ・フォーティナイナーズと
強豪揃いだから、先ず地区内で強くならないと。
と思ったけど、そうだ昨年も今年も地区内は負け越してないんだ。
取りこぼしが多すぎる、それがラムズなんですよね。
それが「チームカラー」になっては困るのですが・・・(笑)。

もちろんそれにはチーム立て直し。
イーグルスから行って期待していたQBフォールズは
"bust"だったようだし、QB補強かな。
守備陣はタレント揃いなだけに、もったいないチームです。


さて、犬たち。

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今日は夜もA公園に行きました。
街路灯の光で撮ったハウとマーサ、シャープに写ってますね。

夜に行ったのはフクロウが鳴いていないかと思ってのことですが、
鳴いておらず、今年はまだ声を聞いていません。


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ポーラは行かなかったので、朝の写真。
ニューオーリンズ・セインツの服です。

そして豚足つき・・・(笑)・・・


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そして車での3ショットなのでした。






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