01
本日2016年1月4日、現地時間1月3日(日)、
NFL2015年レギュラーシーズン全試合が終了しました。
今年の正月は何か新しい年を迎えた実感が足りなかったのは、
NFLがまだ終わっていなかったからでした。
全32チーム各16試合の結果を簡単にまとめてみました。
02 シーホークスの帽子、ちょっと猿回しみたい・・・
☆AFC
◎
東地区
ニューイングランド・ペイトリオッツ 12勝4敗 地区優勝第2シード
ニューヨーク・ジェッツ 10勝6敗
バッファロー・ビルズ 8勝8敗
マイアミ・ドルフィンズ 6勝10敗
昨年のスーパーボウル覇者でありディフェンディングチャンピオンの
ニューイングランド・ペイトリオッツはまあ順当に地区優勝。
ただし今年は後半に故障者続出、途中まで10連勝していたのが、
残り6試合を2勝4敗と、先行き不安を感じさせることになりました。
おまけに今日マイアミに負け、プレイオフ第1シードも逃しました。
プレイオフ第1シードとは、1週間試合を休めた上に、
プレイオフを最後まで地元で闘うことができる権利ですが、
細かいことは長くなるので触れずに先に行かせていただきます。
パッツはスーパースターがいなくてもシステムがきっちりしていて、
ある程度以上の能力がある人ならはまり込んでうまく機能する
というチームですが、それにしてもけが人多過ぎ。
プレイオフも、勝ち抜けるオッズが昨年より確実に下がるでしょう。
惜しかったのはジェッツ。
リーグ上位の守備を軸に勝ちを重ね、4年振りプレイオフ進出か
というところまできましたが今日の最終戦で敗戦。
10年目の「ジャーニーマン」QBフィッツパトリックがまさかの確変、
髭とキャラクターも相まって注目していたのですが、残念。
ただ、来年も上手くいくかは分からないですね。
ビルズは昨年の上昇気流を活かすことができませんでしたが、
それまで他チームの控えだったQBテイラーがひとり立ちし、
来年以降に望みをつなぎました。
ドルフィンズは最初からチーム内のごたごたがあり、ヘッドコーチも
途中で代わりましたが、まあそれ相応の結果で終わりました。
◎
北地区
シンシナティ・ベンガルズ 12勝4敗 地区優勝3S
ピッツバーグ・スティーラーズ 10勝6敗 ワイルドカード2位6S
ボルチモア・レイヴンス 5勝11敗
クリーヴランド・ブラウンズ 3勝13敗
北地区は昨年3チームがプレイオフに出た激戦地区。
今年はベンガルズのQBドールトンが昨年までの「いいQB」から
「とてもいいQB」に一皮むけた、と思ったら後半怪我で離脱。
それでも5年連続POに出ているチーム力は確かなもので、
ドールトン抜きでも地区優勝にたどり着きました。
ただ、シンシナティは過去4年すべてPO一回戦敗退。
もはやジンクスとなっているその壁を破れるか。
しかもPO1回戦はドールトンがまだ復帰できない。
スティーラーズは今季強いのか強くないのか分からないまま来て、
最後の最後で勝利を収めジェッツの敗戦でPO滑り込み。
負ける時は惜敗が多く、チームも常連であることから、
プレイオフでは台風の目になることでしょう。
事実、ピッツはワイルドカード2位からスーパーを制したことがあります。
レイヴンスは元々手薄なワイドレシーバーにけが人が続出。
おまけにエースQBフラッコも怪我で今季絶望となり、
最後まで苦しい戦いを強いられました。
怪我は仕方ないと割り切って来年一からやり直しでしょうね。
ブラウンズは相変わらずQBが定まらないまま、混迷のうちに終了。
昨年ドラフト超目玉QBマンジールの素行不良に目を瞑って
彼の能力に賭けるほど肝も据わっていないようで、混迷は続きそう。
そして今日の試合の後ペティーンHCが解任されました。
しかし今年はまたドラフト1位か2位で選手を指名できます。
ブラウンズは私見ですが、弱い時の阪神タイガースに似ているかなと。
ファンは厳しい言葉を浴びせつつもチームを愛していて、
球団はファンに甘えて改革に乗り出せない、という構造ではないかと。
◎
南地区
ヒューストン・テキサンズ 9勝7敗 地区優勝4S
インディアナポリス・コルツ 8勝8敗
ジャクソンヴィル・ジャガーズ 5勝11敗
テネシー・タイタンズ 3勝13敗
南地区は想定外のことが起りました。
ここ数年PO常連で確実に強くなってきたと思われていたコルツが、
今年はエースQBラックが怪我と病気でまさかの離脱。
当初はよくカヴァーできていましたが、やはり離脱の影響は免れず。
僕個人の思いとして、ラックが不調で離脱するというのは、
最も想定できないシナリオ@AFC、といったところでした。
その間隙を縫って優勝に3年振りに優勝にたどり着いたテキサンズ。
現役最強守備選手J.J.ワットがサック王となるなど守備がけん引し、
QBがいまいち心もとない中で勝ちを拾ってきました。
現状では強いか弱いか分からない不気味なチームですが、
なぜ不気味かは後で説明します。
ジャガーズはこの地区が混戦となっていた5勝の時点では
地区優勝の芽がありましたが、その後(予想通り)失速。
ただ、WRが2人1000ヤード獲得と若い力が出てきていて、
今後はチームが伸びてゆく可能性が低からずありそうです。
タイタンズはドラフト1位の大型QBマリオタが注目されましたが、
結局3勝で終わり、マリオタも最後は怪我で離脱。
このチームは毎年評論家に、何かがよくなればもっと勝てる
潜在能力があると言われていますが、いつそれが開花するのか。
◎
西地区
デンバー・ブロンコス 12勝4敗 地区優勝1S
カンザスシティ・チーフス 11勝5敗 ワイルドカード1位5S
オークランド・レイダース 7勝9敗
サンディエゴ・チャージャーズ 4勝12敗
デンバーは5年連続優勝、勝率も立派ですが、しかし今年は
ほぼすべてのQBの通算記録を塗り替えたQBマニングが、
前半から不調、後半怪我で離脱し、代わりのQBオスウィーラーは
それなりによかったものの、チームが不安定になったのは否めない。
それでも最終戦に勝利し逆転でプレイオフ第1シードを獲得。
守備はリーグ1位と、攻撃の不調を守備で勝ちを拾ってきたチーム、
攻撃がうまくいけば逆に強くなる可能性もありそうです。
今日はブロンコスの試合生中継で観ていましたが(対チャージャーズ)、
後半に怪我で休んでいたマニングが出てきたシーン、スタジアムでは
割れんばかりの拍手が起こり、僕もちょっとばかり感動しました。
さて、KCの話をできるのはなんと嬉しいことか!
今年は開幕戦勝利の後5連敗、もうだめかと思いましたが、そこから
まさかまさかの10連勝プレイオフ進出、ワイルドカード1位となりました。
最後2試合KCが連勝しデンバーがひとつでも負ければ
逆転優勝もあったのですが、デンバー踏みとどまりました、仕方ない。
あ、もうだめかと、僕と弟は実はまったく思っていませんでしたが、
ただ世の中の声を敢えて代弁してみただけです、はい(笑)。
ちなみに、5連敗のあと10連勝したのはNFL史上初の出来事。
今年のKCはプレシーズンゲーム全勝で期待していたのですが、
結果からいえば、期待に応えてくれました。
ただ、冷静に考えると、チーフスが5連敗した相手のうち4チームが
最終的にプレイオフに進出した強いチームであり、その試合が
前半に固まっていた、ただそれだけの日程の綾だったのです。
僕は信じていました、そしてその通りになりました。
が、10連勝は想定以上でした(笑)。
ここまで勝つと逆にPOであっさり負けるのでは、という恐さは
ありますが、でも一方強さは本物だと確信できるから、
ここはやってくれるでしょう、もしかしてスーパーボウルも。
しかも、PO初戦の相手がテキサンズ、優勝したとはいえKCより
2勝少ない上に開幕戦で勝っている相手ですから。
余談、僕はこの地区のKCとデンバーを応援していますが、今年
このようなことになって、、やっぱりKCの方が上だと分かりました。
レイダースはタージンの記事で書きましたが、攻撃守備ともに
要所に若い才能が育ってきているので、来年は要注意です。
なお、レイダースはロサンゼルスへの移転が噂されている
チームのひとつですが、この面でも今年は要注目です。
チャージャーズは孤高のQBリヴァースが今年も活躍するものの、
攻守とも人材流出した上に補強がままならず4勝どまり。
終盤はリヴァースも心が折れていたのが傍目にも分かりました。
このチームも移転が噂されていますが、なんでも地元の
サンディエゴがあまり協力的ではない上に年齢層が高い土地で、
出て行ってもしょうがないといった雰囲気が強いのだとか。
03 ミネソタ・バイキングスの帽子とポーラ
☆NFC
◎
東地区
ワシントン・レッドスキンズ 9勝7敗 地区優勝4S
フィラデルフィア・イーグルス 7勝9敗
ニューヨーク・ジャイアンツ 6勝10敗
ダラス・カウボーイズ 4勝12敗
僕が一押しのはずのイーグルスの話。
今季の前に大型トレードで大物を次々と補強(放出)しましたが、
この補強がまったく上手く機能せず、7勝どまり。
ヘッドコーチのチップ・ケリーは1試合残して解任されました。
この地区も混戦で途中は優勝の望みが薄からずあったし、
3シーズン通算では27勝21敗と勝ち越してはいるのですが、
でもこれ、仕方ないかな。
ケリーHCは事実上GMの役割も担っていて、自分が好きな選手を
かき集めた結果、チーム内の和が乱れてしまった、これひとつ。
ドラフトで集めてきて育てた選手をいとも簡単に放出したりと、
チームを壊してしまった、と、ファンとしては思わざるを得ない。
正直、僕は今年、イーグルスを嫌いになりかけました。
だからほんと、HCが変わるのはよいことと受け止めたいです。
今でもそこそこの戦力は揃っているので、このまま来季3勝とか
そんなことはないでしょうけど、再建するHCは大仕事だと思います。
レッドスキンズはQBカズンズが覚醒してエースに成長。
RG3はどうなることやら、ということはさておき、混戦のおかげで
優勝までたどり着けたのは、今年は運が良かった面があります。
でもカズンズが順調なら来季以降は強くなれる可能性もありますね。
ジャイアンツはスーパーボウルリングを2つ持つQBイーライ・マニングが
4年に1度大活躍すると言われたその年でしたが、確かに昨年よりは
パフォーマンスよかったものの、大勝負に弱くなってきた感が。
ただ、チーム内のちょっとしたことが上手く回れば強くなっていた
可能性もあるだけに、残念なシーズンだったといえます。
ダラスはエースQBロモが早々に鎖骨骨折で離脱。
そこまで開幕2連勝が彼の離脱後6連敗。
怪我が癒えて復帰した試合でまた同じ怪我を負ってしまい、
結局最後まで戻れないまま、4勝で終わりました。
今年はエースQB離脱したチームの多くが負けが込んでいますが、
控えQBの重要さがリーグ全体で分かった年といえるでしょう。
◎
北地区
ミネソタ・バイキングス 11勝5敗 地区優勝3S
グリーンベイ・パッカーズ 10勝6敗 ワイルドカード1位5S
デトロイト・ライオンズ 7勝9敗
シカゴ・ベアーズ 6勝10敗
北地区はまさかの展開、そして最後大逆転で
バイキングスが6年振り地区優勝を果たしました。
バイキングスは2年目のQBブリッジウォーターが着実に育ち
ゲームを作れるまでに成長しましたが、優勝はもう少し先と
予想していたので、結果が早く出てある意味驚いています。
チームが上昇気流に乗って来たのを見るのは楽しいですね。
近年では2012年のシアトル・シーホークス、そして昔は
1992年のダラス・カウボーイズ、その後SBで勝ちましたが、
バイキングスもそられらの姿に重ね合わせることができます。
ただ、正直、今年はまだ勝ち抜けるまではどうかな。
RBピーターソンという強力な武器はあるものの、攻守とも
もうひとつ大きな何かを掴んでからだと思います。
しかもPO1回戦は最大の難敵かもしれないシアトルだから。
パッカーズが最も想定できないシナリオ@NFCでした。
近年最高のQBとも呼ばれ、今年は俗な言い方をすれば
無双するのではと前評判が高かったQBロジャースがまさかの不振。
怪我で離脱ならまだ分かりますが、結局最後まで試合に出続けて、
その上での成績不振、最も起り得ないことが起ってしまったと。
解説陣の話によれば、デンバー・ブロンコス戦でインターセプトを
くらって大敗してからロジャースはおかしくなったとのこと。
それまで針の穴を通すパスを勇気を持って投げ成功させていたのが、
その勇気がなくなり、躊躇する場面が増えたという。
NFLは最高峰のプロの世界、コンマ1秒の戸惑いが、相手の守備の
選手が追いつくか追いつかないかに直結する、だから迷いは大きい。
ファンも関係者も、ロジャースならきっとそれを克服するだろうと
みんな思っていた、僕もですが、それができないまま終演。
チーム力があるので7年連続PO出場となりはしましたが、
この先勝ち抜くのは今年は厳しいかもしれない。
それはおろか、僕は、ロジャースの来年以降のパフォーマンスが
「並の一流」に成り下がるか「超一流」でいられるかの瀬戸際に、
今立たされているのではと心配しています。
もちろん、稀代の名QB、それが杞憂であることを祈るばかりですが。
ライオンズは昨年POに進出しましたが、今年は前半連敗で躓き、
後半主に攻撃面で盛り返してきましたが時既に遅し。
来季な主力WRジョンソンがいなくなるとの噂もあり、
上積みよりも下降線の方が、今はイメージしやすい状態です。
ベアーズは新HCを迎えて態勢立て直しの時期ですが、6勝と
それほどひどくはなく、それなりに進んでいると思われます。
大ファンのオバマ大統領在任中にPOに出られませんでしたね。
(2016年シーズンはまだ在任中だけどPOは退任後)。
◎
南地区
カロライナ・パンサーズ 15勝1敗 地区優勝S2
アトランタ・ファルコンズ 8勝8敗
ニューオーリンズ・セインツ 7勝9敗
タンパベイ・バッカニアーズ 6勝10敗
ここはパンサーズがまさかまさかの開幕14連勝。
早々とPO決めた15試合目に同地区のファルコンズに負けましたが、
おそらく多くの人は、その敗戦は大した影響がないと考えているでしょう。
というのも、8年前のスーパー、それまでレギュラーシーズンとPOを
無敗で来たペイトリオッツが最後の最後ジャイアンツに敗れ、
「パーフェクト・シーズン」達成がならなかった時から、NFLの世界では
レギュラーシーズン全勝はさほど意味がないという考えが広まり
定着したと思われる、というのがそのひとつ。
無敗のままでいて余計なプレッシャーを受けるよりは、負けてもまだ
許されるレギュラーシーズンで負けて精神的負荷を減らせたこと。
そしてNFLでは同地区内のチームはホーム&アウェイで年に2回
闘うため、他のチームよりも戦力分析などで勝敗が動きやすいこと。
事実最終戦はまた大勝したので、カロライナがこの先
どこまで行けるかが楽しみのひとつでもありますね。
QBニュートンが悪ガキぶりが鳴りを潜めて成長したのも大きい。
そして守備の要LBキークリーはまさに八面六臂の大活躍。
ファルコンズは開幕5連勝と最初は勢いがあったものの、それからは
3勝8敗、結果として五割で終えました。
ただ、5連勝中からチームには脆さも同居していることが分かり、
結果としてはそうなったかと妙に納得させられはしました。
QBライアンは能力は高いものの今一つ攻撃をまとめ切れず、
攻守とも何か大きく変える時期に来ているのかもしれません。
セインツは守備がザル、途中守備コーディネーター解任されましたが、
それはシーズン開始前いや昨年から言われ続けていたこと。
そこに手をつけずに来たのだから、まあこの結果は見えていました。
ただ最終的に7勝まで盛り返したのは、攻撃の要QBブリーズ、
そろそろかという噂を跳ね返してさすがと感じさせられた部分。
でもそのブリーズそしてHCもチームを去るかもしれないと噂されていて、
スーパーの余力がそろそろ効かなくなってきているのは確かですね。
特に応援しているチームだけに、来期は少々不安です。
バッカニアーズはドラフト全体1位QBウィンストンが試合を追うごとに
成長し、勝たせることができるQBの姿になってきました。
今年は6勝まではよかったですが、それから全敗で終了。
攻守ともにいい人材が揃っていると言われ続けていますが、
悪い意味でチームが平和過ぎるのではないかというのが僕の読みです。
暖かい土地のチームですからね・・・でも来期は期待できます。
◎
西地区
アリゾナ・カーディナルス 13勝3敗 地区優勝2S
シアトル・シーホークス 10勝6敗 ワイルドカード2位6S
セントルイス・ラムズ 7勝9敗
サンフランシスコ・フォーティナイナーズ 5勝11敗
強豪ひしめく西地区、過去10年で3チームが、過去20年でみれば
全てのチームがスーパーボウルに出場しています。
今年もカーディナルスとシーホークスの「鳥対決」激しかったですが、
開幕から安定した闘いを見せたカーディナルスが地区優勝。
攻守ともに充実しNFCではスーパーに最も近いと言われていますが、
最終戦で宿敵シーホークスに大差で敗れたのが気がかり。
まあでもこれもガス抜きと捉えたいですね。
僕はまだスーパーに勝ったことがないチームをひいきしたくなるたちで、
今年はカーディナルスにぜひスーパーをと願っています。
QBパーマー今年は好調でしたが、年齢的にあと何年という状態。
パンサーズも勝ったことがないのですが、QBニュートンはまだ若く、
この先何度かチャンスが来るだろうから。
シーホークスは前半負け越していましたが、昨年同様後半盛り返し、
10勝までたどり着いてPO進出となりました。
後半に帳尻を合わせてくるのはもはやしたたかな試合巧者。
QBウィルソンがリーダーシップのみならず数字の上でも「超一流」に
脱皮した後半は攻撃で大量得点を連発したのも強み。
現状ではカーディナルスより強いかもしれないし、何より2年連続
スーパーに出ているので勝ち方を知っているのが恐い。
あ、やっぱり僕は今年はカーディナルス応援に力が入ってる(笑)。
シーホークスは冬用帽子4つ持っているほど好きなのですが、
やっぱり、初めての体験をさせてあげたい。
ラムズですね、逆に勝ち越していた時期があったのですが、
そこから連敗し負けが込んでついに負け越し、定位置ともいえる、
勝ち越せないけれど大敗もしないチームとなりました。
攻撃が長年の弱みで、常にリーグ下から10番目以下というくらい。
今年はイーグルスからQBフォールズをトレードで獲得も、
そのフォールズが一昨年の活躍が"bust"だったことを自ら
証明してしまったようで、チームの期待に応えられず、終盤は
他のQBに先発を譲るほどで、もうファンとしては寂しい限り。
彼はこのまま「ジャーニーマン」として控えで各チームを転々と
渡り歩くことになるのかな・・・
守備はいい選手が揃っているだけに、毎年もどかしいチーム。
そして今年もシーホークスに2勝カーディナルスに1勝というように、
毎年アプセットがある代わりに取りこぼしも多いという、
NFLでいちばん謎なチームと言えるでしょう。
なお、セントルイス・ラムズもロサンゼルスへの移転が噂されていて、
今月のオーナー会議で決まるのではないかとの情報もあります。
ロスは元々ラムズとレイダースが本拠地を置いていましたが、
今は空白地帯、じかし、NFLとしても、人口が全米で2番目に多く
文化的にも恵まれたロスにチームを置きたいのが本年のようです。
49ersは前任HCの後を継いだトムシュラHCが今日解任されました。
2013年スーパーで活躍したQBキャパニックが不振に陥った挙句、
怪我で手術をして今季絶望となったのは痛かった、といいたいけれど、
不振になったのはチーム全体の問題ともいえるわけで、名門といえども
早期の立て直しは難しいかもしれないですね。
04 KCのファンマスクをかぶっているのは誰だ・・・(笑)
以上、32チームの今季をごく簡単にまとめてみました。
なお、プレイオフ1回戦の試合は以下の通りです。
(時間は日本時間表示)
ワイルドカード
1月10日(日)
AFC
カンザスシティ・チーフス@ヒューストン・テキサンズ
ピッツバーグ・スティーラーズ@シンシナティ・ベンガルズ
1月11日(月)
NFC
シアトル・シーホークス@ミネソタ・バイキングス
グリーンベイ・パッカーズ@ワシントン・レッドスキンズ
さて、もうわが家はKCモードに入ってますよ。
KCは勝負弱いのが伝統のようなもので、10連勝していても、
ほんとに強いのか、とわが家ではいぶかっているくらい。
でも、NFLファンの間ではうちで思っている以上に評価が高いのかも。
もっと自信を持て、と、自分と弟に言いたい(笑)。
KCは爆発力はないけれど手堅いタイプのチームだから、
評価がしにくいというのはあると思います。
まだPOが始まっていない今、AFCは敢えてKCのことだけ話します。
NFCは先述の通りアリゾナ・カーディナルス応援したいですね。
ただ、負けた相手がパンサーズだったらそれはまだ楽しめるかな。
バイキングスもスーパーで勝ったことがないのですが、先述のように、
このチームはまだこれから伸びていくと思われ、今年は、ということで。
でもやっぱりシーホークスが恐いですね、好きなチームですが。
PO初戦ミネソタと当たるのが、勝って調子を上げるかもだし。
さて、僕もようやく心の中で新年を迎えました。
ここからひと月、スーパーまで、なるべく楽しみが長続きするように。
まあ、どこのチームでも最終的には楽しめるのですが、でも、ね。
と同時に、楽しみに待ちに待って9月に始まったNFL、
もう終わってしまったのか、この4か月あまりに早くて短かった。
寂しいですね、早く9月が来ないかなあ(笑)。
最後は昨日の3ショットにて。
05
ポーラが着ているのはブロンコスの服です、念のため。