ヤマゲラ事情

guitarbird

2017年09月11日 23:14

01


ここ2週間ほど、A公園「森の家」の周りで
ヤマゲラの姿をよく見ます。

これは今朝撮影した雌の個体。

ヤマゲラはカラ類のように採餌中に声を出すことはあまりなく、
木をつつく音で気づくか、さもなくば鉢合わせしてしまい、
そこで初めて「キュキュッ」と声を出して飛んで逃げます。

しかし一度に遠くまで飛ぶことはめったになく、
5mから15mくらいの近い木や地面にすぐにとまります。


02


今朝の雌同一個体をもう1枚。

今朝は散策路脇の笹薮に生えた木の下の方で
採餌していたところに僕が通りかかって飛んで逃げた。

10mほど逃げた先で木にとまるのではなく地面に降り、
地面をつついて何かを食べ始めました。

そうなんです、ここ2週間で見られるヤマゲラの
もうひとつの共通項は、いつも地面か木の下の方にいる。
この期間、飛んで逃げた時以外はすべて、
僕の腰より下にいたところを最初に見つけました。

つまり、いつも下の方で何かを食べているということですが、
アリと考えると納得はできます。
アリ多いですからね、今の時期。

今朝はこの1羽以外に笹薮で少し大きめの音がしたので
探しましたが、ヤマゲラがもう1羽いたのか他の鳥かは分からず、
こちらの個体を追いかけているうちにもう一方は見失いました。


03


6日遡って9月5日撮影のこちらは雄の個体。

雄の個体ですが、顔の周りの羽がぽやぽやした感じで、
幼鳥と思われます。

木にとまっていますが、これもやはり最初に鉢合わせした時は、
僕の膝くらいの木の幹にいました。


04


同じ雄の幼鳥と思われる個体。

この時は見ていると木をどんどん登っていきました。
笹薮に生えた木の場合、ある程度上がってくれる方が
撮影はしやすいんですよね。

なんて人間の事情はいいとして、これ、目の周りが特に
不揃いな感じがして、見慣れたヤマゲラ成鳥とは少し違う。

最初の2枚、今朝撮影した雌は成鳥ですが、
となるとこの2羽は親子なのかもしれない。
餌の取り方をお母さんが子供に教えているのかな。


05


さらに6日遡って8月31日の1枚。

雌成鳥、この日からほぼ毎日ヤマゲラを見ていますが、
この時はこの個体の近くにもう1羽いたのを目視しました。

しましたが、飛ぶ後ろ姿を一瞬見ただけで、
頭に赤い部分があるかどうかは確認できず。

親子、母子だったのかな。

もし親子だとすれば、ある程度の期間一緒にいるとして、
でもそろそろお別れの時期を迎えることでしょう。

「森の家」の周りで見られるのももうそろそろ終わりかな。

その間また見て撮れるといいのですが。


06


この期間に見た他のキツツキの写真を2枚ほど。

アカゲラ雄、成鳥。

今年は結局幼鳥を見ることが少なかったので、
7月にお伝えしたように、アカゲラの羽が飛散していた、
その羽の持ち主は幼鳥だったのではないか、
巣立ち後すぐに襲われたのでは、と、考えずにはいられません。


07


クマゲラ雌、同じ時に撮った同一個体の他の写真を見ると、
虹彩が緑がかっていないので成鳥と思われますが、でも、
この時期にはもう幼鳥も緑みが抜けているかもしれず、
なんとも言えないです。

クマゲラは週に1回くらい「森の家」の周りで見ますが、
この前に見た8月下旬の時は雄の今年巣立った幼鳥でした。
それは虹彩の色でわかったのですが、でも、鳴き方も
幼鳥はなんとなくしゃきっとしない感じの声を出します。


あ、せっかくなのにコゲラを撮っていませんでした。
コゲラは声はよく聞きますが、そういえばこの間は、
近くでは見なかったのでした。


みなさん、撮らせてくれてありがとう。


さて犬たち。

08


今朝の3ショット。

もう朝は涼しいのですが、でも今朝はそういえば、
なんとなく湿度が高いように感じられました。

犬たちにはまだ涼しいとまではいかないかも。


09


久し振りなので3ショットをもう1枚。

秋の鳥が少ない時期、
ヤマゲラが近くでよく見られるのは嬉しいですね。

また撮れないかなぁ。


あなたにおススメの記事
関連記事