Puttin' On The Ritz タコ

guitarbird

2016年04月13日 20:13

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Puttin' On The Ritz Taco
踊るリッツの夜 タコ (1983)

本日は1曲の話をします。
昨日別BLOGで上げた記事なのですが、
こちらでも上げることにしました。
逆はよくあるのですが、このケースは初めてじゃないかな。

その曲とは、
Puttin' On The Ritz 「踊るリッツの夜」  タコ
 
まあいつものように突然思い出して頭にまとわりついてしまった曲。
こういうのは早く記事にして解放しないと・・・(笑)。



 
 Puttin' On The Ritz
 Taco
 (1983)

懐かしい、ただただ懐かしい。

僕が高校生の頃に大ヒット。
当時ビルボードでNo.1になったと記憶していたのですが、
どうやら記憶違いで最高4位でした。
まあいつも言うように、チャートの順位は
単なる時代の指標に過ぎない。
この曲のインパクトはチャート以上に大きかった、
ということでしょうね。

高校のクラスでも、「ベストヒットUSA」で流れた翌日には
盛り上がりましたね。
「タコって何よ!」とみんなで笑っていた。
当時はまだビデオデッキを買っていなくて録画はしなかったけれど、
曲が分かりやすく一発で覚えました。

古い曲を当時流行りのエレクトロサウンドに乗せたカヴァー曲。
ということはうっすらと覚えていましたが、記事を書くのに調べると、
アーヴィン・バーリン Irving Berlin作で1
929年に初めて世に出た曲と分かりました。
アーヴィン・バーリンってあれ、
世界でいちばん売れた(売れている)曲、
White Christmasを書いた人ですよ、
知らなかった、ちょっとした驚きと興奮が。

1980年代前半はノスタルジーの時代で、
ジョン・レノンも(Just Like) Starting Overについて、
自分が若い頃に聴いて育った頃の音を意識した
と語っていました。
一方でドン・ヘンリーはBoys Of Summerで、そんな
ノスタルジーの「ブーム」に食ってかかったりもしました。
 
古い曲を新しくアレンジするのも、これの後にも
デヴィッド・リー・ロスのJust A Gigoloなど、
意表を突いた素晴らしいカヴァーも幾つか現れました。


タコの話に戻って、やっぱり日本人にはどうしても
その名前が話題になりますよね。 
しかも、この曲が収められたアルバムがAFTER EIGHT、
タコの足の本数にちなんでいると言われても仕方がない。
もちろん、夜のお楽しみ時間、という意味でしょうけど。

来日して確か「笑っていいとも」に出ていたような記憶があります
(違ったらごめんなさい、他の番組だったかも)。
その時のタモリの言葉がまた忘れられない。
タコはインドネシアで生まれた(それは当時知らなかった)
ドイツの歌手ですが、本名はTaco Ockerse、タコ・オカース。
 
タモリが嬉しそうに「タコ犯す」と言っていた。
しかも奥さんの名前が「ウシ」で(スペル知らないですが)、
「牛犯す」とタモリがヒートアップしていました。

懐かしい。

でも、ひとつだけケチをつけるというか、
このビデオクリップに見覚えがない。
タコが顔を白塗りにして黒いタキシードにステッキ姿で
途中でタップダンスをする、こんな感じのビデオクリップだった
ということは覚えています。
スラム街のようなところを歩いていたのは覚えていなかったのですが
(暗くてよく見えなかったのか?)、
でも、断じて、これは当時観たビデオクリップではない。

なぜそう言えるかというと、Bメロの
"Trying hard to look like Gary Cooper"という歌詞の部分で、
ゲイリー・クーパーの顔写真が出てきたはず。
しかも1回ではなく1番2番で、確か。
ところがこれにはない。

You-Tubeで「未検閲ヴァージョン」というのもあったんだけど、
それにもやはりゲイリー・クーパーの顔は出てこなかった。
ゲイリー・クーパーの遺族か関係者が気に入らなくて
訴えでもしたのかな。
或いは単に肖像権の問題とか。
 
当時、ゲイリー・クーパーのくだりと唐突に写真が浮き出てくる映像に
大笑いしたものですが、それがないのはちょっと残念。

いや、でもほんと懐かしい。
 
というのも、僕はこの曲レコードもCDも持っておらず、
当時から断続的(連続的)に聴いてきたわけではない。
つまり、この曲への思いは当時そのまま冷凍保存され
、時々こうやって解凍して楽しむ、というわけ。

つくづく懐かしい。 

記事で取り上げた以上CDを買おうか、と思わなくもない、
やっぱり曲も好きだし。

でも、AFTER EIGHTは廃盤で中古も出回ってないようだし、
「究極の一発屋」だからベスト盤買っても他はどうか不安だし、
「8」が再発されたら買うしかないのかな。

というわけで写真も、CDがないただの犬たちに。


くどいようだけど、ほんと、懐かしい。


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