01
2012年3月14日撮影
今僕は、過去に撮った写真の整理作業をしています。
恥ずかしい話、僕は、撮った写真、現場でボツと判断して
すぐに削除したもの以外は、すべてカメラからPCに落とし、
そのまま保存しています。
後で見返すと、ピンボケやブレがひどい写真も結構あり、
それらを削除し、少しでもHDDの空きスペースを作るための作業です。
今は3台の外付けHDDを使っていますが、この整理作業により、
なんとか新たなHDDを買うのを1年先延ばしにしたいのです(笑)。
また僕はRAW+JPEGで撮影していますが、
写真としてはそこそこ以下だけど記録として意味があるもの、
花や鳥が多い、それはRAWを削除しJPEGだけ残しています。
RAWの方がはるかに容量が大きいので。
02
2012年3月22日撮影
一方僕は、気に入った写真は、データが消えてなくならないよう、
複数のHDDにコピーし保存しています。
この作業は撮影したすぐ後にやります。
今回、過去の写真をあらためて見ると、
当時はそれほどとも思わなかった写真がよく見える、
ということが多々あります。
あ、この「よく」というのは、あくまでも僕の中でのことです。
それらの写真は同様にコピーし複数のHDDに保存するので、
削除した分だけとは言わないけれど、多少は増えてゆきます。
03
2012年3月25日撮影
今は2012年の写真を整理していますが、今回は
そこから何枚か、みな当時はそれほどと思わなかったけれど、
今見ると結構気に入ったという写真を集めてみました。
01は雪の前に立つポーラ。
これは特に意図もなく撮ったのですが、
今見ると、波打つような雪が面白かった。
02は朝焼け。
手前の木の入れ方が中途半端と当時判断したようですが、
今回はなぜかそこがいいと思った。
03は春を目前に大雪が降った翌日、誰かが作った雪だるま。
これもなんとなく撮っただけでしたが、今は違った。
04
2012年7月2日撮影
この写真も、まあ、なんとなく撮ったという、記憶すらない。
ただこの場合、緑がない今だからよく見えたのかも。
なぜ、撮った時はそれほどでもないものが後でよく見えるのか。
自分なりに分析してみました。
写真は、撮った時に見て感動したそのままを
映像として固定することはなかなかできない、ほぼ不可能。
これは誰でも経験があることと思います。
3次元で見たものが2次元に固着されると見え方が違い、
イメージが違ってくる、ということもあると思う。
しかし、時が経つと、撮影した時の感動を忘れる。
感動を忘れているため、自分が撮影した写真でも客観的に見える。
そうなると、単純に2次元の絵として写真が見え、
絵としての見え方で写真を判断する。
ということではないかと考えました。
05
2012年7月28日撮影
笹の中にいてなかなか撮影できないヤブサメの写真がありました。
これ、拡大すると微妙にピンボケですが、
説明写真くらいなら十分に使えます。
これはまあ、その微妙にピンボケが許せなくて当時は
とらなかったのでしょうけど、今回見るとあまり気にならなかった。
06
2012年8月9日撮影
生物資料として価値や意味がある1枚を「発見」。
この蝶、ムモンアカシジミ。
A公園では過去に何度かしか見たことがなく、
蝶を真剣に追うようになった一昨年から探していましたが、
2年続けて発見できず。
その蝶を、実は4年前に撮影していたことが分かりました。
当時はまだ識別ができておらず、割とよく見るアカシジミと思い、
蝶の写りが小さいのでとらなかったのでしょう。
写真は何でも撮っておくものだよなあと、
過去の自分に感謝しました(笑)。
07
2012年5月4日撮影
内地ではもう桜が咲いているようですが、
こちらはまだひと月先。
この写真は当時もやっているのが気に入らなかったのか、
でも今回、ピンボケもぶれもそれほどひどくなく、
とることにしました。
今朝のNHKニュースでたまたま、2012年の札幌は
桜の開花宣言から満開宣言まで2日しかなかった、
という話をしていたので、その年の写真を見返したのでした。
過去の写真を削除しHDD容量を回復する作業、
正直、最初は乗り気ではなかったのですが、
今では「再発見」が楽しみになっています。
写真は後から見返すと面白い、
というのもひとつの真理かもしれないと思う今日このごろ。
とはいえ、実はまだ2013年、2014年とやらなければならない。
仕事の合間などにやる今のペースなら、
まだ半年はかかりそうで先が思いやられます。
さて犬たち。
08
今朝の3ショット。
ポーラとマーサがせっかく面白い表情をしているのに、
ハウはいつものようにそっぽ向き・・・
09
それではと昨日撮影した3ショットを探すと、
今度はハウが舌を出していました(笑)。