プリンスが死ぬなんて

guitarbird

2016年04月22日 20:21

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プリンスが亡くなりました。

最初に見た毎日新聞のネット記事から。
なお、以下の引用文はすべて敬称略としております。

***

AP通信によると、米人気歌手のプリンス(57)が21日、
ミネソタ州ミネアポリス近郊の自宅で
死亡しているのが見つかった。
プリンスの広報担当者が明かした。

CNNによると、プリンスは今月初め、
体調不良のためアトランタで予定されていたコンサートを
少なくとも1回キャンセルした。
その後、アトランタでコンサートを開いた後、病院に運ばれた。
インフルエンザにかかったという情報もあったが、
報道担当者は問題ないとしていた。

プリンスはグラミー賞を7回受賞したポップミュージックのスター。
米メディアは突然の死を衝撃をもって伝えている。


***


続いてAFPの記事をふたつ

***

ポップミュージック界のアイコンで、
ファンクとロックを融合させたサウンドの草分けとして
音楽界で最も影響力のある人物の一人となったプリンスが21日、
米ミネソタ州の自宅にあるスタジオで死去した。
57歳だった。

プリンスは1週間前、重いインフルエンザにかかって入院したものの、
その後大事には至っていないとしていた。

プリンスの広報担当者は、
「伝説のアイコン的パフォーマー、
プリンス・ロジャース・ネルソンがけさ(21日朝)、
所有する(自宅兼スタジオの)ペイズリー・パークで亡くなったことを、
深い悲しみをもって認めます」
と述べた。

同州カーバー郡保安官事務所が出した声明によると、
緊急通報を受けて現場に駆け付けたところ、
スタジオのエレベーター内で意識不明となっていた
プリンスを発見したという。
蘇生処置を施したが、そのかいなく
同日午前10時7分(日本時間翌22日午前0時7分)に
死亡が確認された。
詳しい死因は現在も調査中だという。

プリンスは1980年代、ファンクやロックの要素を融合させた
ミネアポリス・サウンドで世界中に旋風を巻き起こした。
1984年のアルバムPURPLE RAINは、
史上最高のアルバムの一つと評されることも多い。




史上最も大きな影響力を持つポップスターの一人、
プリンスが21日、57歳で急死したことを受けて、
音楽界に衝撃が走る中、友人や同世代の著名人、
アーティストなどから次々に追悼の声が寄せられた。

バラク・オバマ米大統領は、
「きょう、世界は創造力の象徴を失った。
彼ほどポピュラー音楽のサウンドや軌跡に
はっきりとした影響を与えた、
あるいはその才能でこれほど多くの人々の
心の琴線に触れた人物はほとんどいない」
との声明を発表。

オバマ大統領は昨年、プリンスや米歌手スティービー・ワンダーを
ホワイトハウスに招きコンサートを開いていた。

また、米歌手のマドンナは
「彼は世界を変えた!! 真の先見者。
何という喪失。
打ちのめされた気分」
とインスタグラムに投稿。
マドンナは1980年代に一時、プリンスさんと交際。
2人は破局後に険悪な関係となった時期もあったが、
その後、和解していた。
マドンナの1989年のアルバムLIKE A PRAYERには、
2人のデュエット曲Love Songが収録された。
プリンスは、この曲がレコーディングされた
プリンス所有のスタジオ「ペイズリー・パーク」で死亡した。
マドンナはインスタグラムに、同曲の歌詞から
『これはラブソングなんかじゃない』
とも投稿している。

以下は、その他の主な著名人が寄せた追悼のメッセージ。

英ロックバンド、ローリング・ストーンズのボーカル、
ミック・ジャガー:
「プリンスの才能は無限だった。
過去30年間で、最もユニークで才能ある
アーティストのうちの一人だった」

米ソウル歌手アレサ・フランクリン:
「何という痛手。
全く実感が湧かない。
信じられない気がする。
彼こそ唯一無二だった。
プリンスは本当にオンリーワンだった」

米歌手レニー・クラビッツ:
「音楽界の兄であり、友人だった…
私の中の可能性を見出し、すべてを変え
、最後まで一貫性を通した人物が逝ってしまった。
胸が張り裂けそうだ」

英歌手ビリー・アイドル:
「オー・マイ・ゴッド、プリンスが死んだなんて信じられない、
ものすごく偉大な才能だった…RIP(安らかに眠れ)」

米シンガーソングライター、ライオネル・リッチー:
「信じられない、これ以上ないほどショックを受けている。
素晴らしい思い出が無数にある、寂しくなるよ」

英ポップグループ、カルチャー・クラブのボーカル、
ボーイ・ジョージ:
「きょうがこれまでで最悪の日だ。
プリンス、安らかに眠ってくれ。
私は泣いている!」

米歌手ケイティ・ペリー:
「こんなにもあっけなく…世界はあふれる魔法を失ってしまった。
プリンス、安らかに眠って下さい!
私たちにこんなにもたくさんのものを残してくれてありがとう…」

米映画監督スパイク・リー:
「弟よ、お前がいなくなって寂しい。
プリンスはおかしなネコだったな。
ユーモアのセンスが抜群だった」

***

プリンスの音楽はバイタリティに溢れている。
生きることの楽しさ、嬉しさを体現している。
もちろんつらさ、寂しさ、悲しさもあるけれど、
それらを乗り越えようとする意欲と力を感じる。

今朝起きてすぐにネットで見た訃報。
プリンスと「死」が、寝ぼけ頭にはなかなか結び付かなかった。
ジョークではないかとすら思えた。

でも、現実だった。
今回の追悼記事では直接的に「死」という漢字を使っていますが、
それは、最初はあり得ないと感じたことが現実だった、
その重たさから無意識に僕が選んだ言葉だったかもしれない。


80年代育ちである僕は当然というか、高2の時の
PURPLE RAINからLPを買って聴き始めました。
それまでも1999とLittle Red CorvetteをMTV番組で
観て聴いて面白い音楽だとは思っていました。

映画『パープル・レイン』もロードショーを観に行きました。
150人くらいの小さな劇場で、土曜日の午後だけど
客は30人もいなかった記憶があります。
前売り券を買い、ポスターももらった。
今半券とポスターを探したけど、見当たらなかった。
でもどこかにあるはず、絶対に捨てていない。

それから2枚はLPを、その後はCDを買い続けていましたが、
この辺は長くなるのでまたいずれ。
今回の写真はKissのドーナツ盤。
思い出の曲、思い出のレコード。

ワーナーを辞めた辺りから熱心には聴かなくなっていましたが、
昨年出た本『プリンス論』を読んで、それら以降のアルバムも
また聴いてみようかとは思っていたのですが。

でも、一昨年ワーナーに復帰してからはまた新譜を
熱心に聴くようにはなっていました。
新譜が実は、金曜日ルールでちょうど来週
29日にリリースされるんですよね。
楽しみにしていましたが、その前のあまりに急な知らせ・・・



僕は、ファンかといわれれば、ファンだとは思う。
オリジナルアルバムは一応全部CD持っているし、
コンサートにも行ったことがある。
まあ、それがどうしたといわれればそれまでだけど。

1990年9月、札幌に来たんですよね。
もう学校の夏休みが明けていたけれど、何日か休んで
コンサートまで札幌に残り、観に行きました。
今でも印象に残っているのは、
"Sapporo!"と叫びながらダンスをするプリンスの姿。

2002年、最後の来日の際にも札幌に来ました。
行かなかったのですが、直後からずっと
行けばよかったと後悔しています。
その後悔の念はもう決して消えることはない。

ファンだけど、でも、情報はあまり知らないし、
追うことにはあまり熱心ではなかったかもしれない。
だけど、個人としては好きというか妙にひかれる部分があり、
常に敬意を抱きながら音楽を聴いてきたつもりではありました。


プリンスはYou-Tubeに出た映像を取り締まっているらしく、
残念ながら公式ビデオっクリップが上がっていません。

僕が今朝訃報に接して真っ先に頭に浮かんだ曲は
I Could Never Take The Place Of Your Man
であり、それを紹介したかったのですが、残念。

代わりに、今回、Facebookで多くの人が上げていた映像を。

2004年の「ロックンロールの殿堂」のコンサート。
ジョージ・ハリスンが殿堂入りした年、息子のダーニ・ハリスンと
トム・ペティ、ジェフ・リン、スティーヴ・ウィンウッドに
プリンスが参加しての曲はWhile My Guitar Gently Weeps



 While My Guitar Gently Weeps
 2004

プリンスどこにいるのかと最初は思う。
ステージ向かって右端で静かにギターを弾いている。
曲が最後まで進み、コーダに入ったところで
プリンスは突如真ん中に出てくる。
後半はギターソロのワンマンショー。
そのいでたち、ギタープレイ、もうすごいとしかいいようがない。

もちろん大好きなトム・ペティとスティーヴ・ウィンウッドがいるけれど
やっぱりこれはプリンスのステージだった、と。

途中でニヤッと笑う、プリンスらしくて好きなところだった。
この笑顔を見て、プリンスが死んだことを実感してしまった。



このセリフはもう何度目か分からない。
今年は本当に僕が聴き育ってきたミュージシャンの訃報が多い、
あまりにも多すぎる。

僕のBLOGの左側にひと月分の過去記事の欄がありますが、
つい2日ほど前、そこからようやく追悼記事がなくなったことに気づき、
少しだけほっとしていたところに今日のプリンス・・・

人間いつか死ぬものだから、ではとてもじゃないが割り切れない。
死因はまだ分からないけれど、人の命はこんなにも儚いものなのかと。

安らかにお眠りください。


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