01
Good Old-Fashioned Lover Boy Queen
懐かしのラヴァーボーイ クイーン (1976)
今日は、Good Old Fashioned Lover Boy クイーン。
子どもの日で"Boy"、というわけではないのですが・・・
先ずは映像と曲から。
Good Old-Fashioned Lover Boy
Queen
(1976)
映像について先にひとつ。
「トップ・オヴ・ザ・ポップス」のものだから口パクなのかと
最初は思いましたが、0'31"、1'00"のところなど
フレディの歌い方がレコードと違うところが多々あって、
少なくとも歌はほんとうに歌っているように聴こえます。
或いはこのために事前に録音しテープで流している
かもしれないですが、いずれにせよレコードと違うのは間違いない。
この曲は彼ら5枚目のアルバム
DAYS AT THE RACEに収録されていますが、
僕にはそれよりもGREATEST HITSの曲という意識が強い。
クイーンのGREATEST HITSは、
すべてのミュージシャンで最も好きなベスト盤。
流れが素晴らしい、英国盤17曲入りのものは、ですが。
またこれは僕が2番目に買ったCDでもあり、
思い入れも愛着も非常に深いアルバム。
最初に買ったCDはダイア・ストレイツの
MONEY FOR NOTHING。
どちらも1986年12月26日だったか27日かな、
父がSONYの2代目コンパクトCDプレイヤーが出たのを機に
お土産として買って東京から帰って来た時のこと。
すぐに弟とタワレコとレコードショップCiscoに出向き、
先にタワレコに行ってダイア・ストレイツのを買い、
次にCiscoでクイーンを買ったもの。
だから逆にCiscoに先に行っていたら
クイーンが栄えある第一号になっていたはず。
なんてまあどうでもいいことですが、やはり1番と2番は
違うこともあるかもしれないと思っての蛇足でした。
02
せっかくの桜だから、今日はその写真も入れ込んでゆきます。
この曲は最初に聴いた時から強く印象に残りました。
それまでクイーンは、One Visionのシングルを買い、Radio Ga-Gaや
Bohemian Rhapsodyなど数曲を知っていましたが、10代の僕には
総じてクイーンの曲は「押しが強い」という印象がありました。
ところがこれは静かで涼しい大人の響き、まさにタイトルのごとく
オールディーズのような懐かしさがある。
へえ、こんな曲もあるんだとクイーンの奥深さを知ることになったのが
この曲であり、僕には大きな意味がある曲ですね。
売れた曲ではないのに(一応UKでシングルカットされチャート入り)、
そういう曲もベスト盤に入れるセンスがいいですよね、親切でもあるし。
本人たちが特に好きなのかもしれない、きっとそうに違いない。
この曲は何といっても歌メロが最高にいい。
口ずさむとほんとに気持ちがいい。
コーラスワークも凝っていて斬新だけど、なぜか懐かしく聴こえる。
ただ、曲をよく聴くと、例えば0'48"の2番で歌メロが
やや強引に流れたり、ブレイクする中間部の1'38"で
コーラスが入る部分もちょっと捻っていて、
実は展開に凝っている曲だと分かります。
しかしそれらもフレディが歌うと強引に感じないのは
クイーンらしいところ。
僕の超個人的なこの曲の聴きどころは1'48"のところ。
2小節だけロジャー・テイラーがリードヴォーカルをとる、
実際はコーラスだけどフレディより声が大きく聴こえるのが
昔から大好きでたまらない。
ビートルズでもジョン・レノンがリードヴォーカルのAnytime At Allで
2回目にタイトルを言うところだけポール・マッカートニーが
歌っているのもさりげなくかっこいい。
なんて話は逸れましたが、この映像でもそこはロジャーが写りますね。
ブライアン・メイのギターソロもまさに「歌うギターソロ」、
3小節目のフレーズが特に好き。
ちょっとばかりフレンチポップ風の音使いですね。
映像ではギターソロもレコードと違うので、
やはり実際にライヴ演奏しているようですが、
でも僕が好きな3小節目は同じだから、
そこはブライアンも気に入っているフレーズなのでしょう。
ジョン・ディーコンこの映像ではいつもと違うベースを弾いてますね。
レコードでは2'19"のところから"One two three four..."と
コーラスが入るところで言葉に合わせてベースが動くのが好きですが、
この映像では音が小さいですね。
まあ、PCはベースの音が小さくなるものですが、
ベース好きとしてはなんとかしてもらいたいところ(無理だろうけど)。
ただ、フレディのピアノはどうも怪しい。
2'17"でフレディは例のマイクを持ちピアノから離れて歌い始めますが、
最初はピアノの音がよく聴こえ、そのうちとても小さくなる、
でもまったくなくなるわけではない。
ピアノは元々録音しておいたものをフレディの流れに合わせて
音を下げたのかもしれないですね。
なんて重箱の隅をつつくようなこと言ってますが、
だからといってクイーンやこの曲を貶めようとはまったく思っていない。
テレビ番組だから仕方ない。
むしろそういうところも面白くて愛らしいじゃないですか。
ピアノの話をすれば、軽やかなブギーを奏でるこの演奏は好きです。
03
この曲をここ数日よく口ずさんでいます。
なぜか。
それは「油そば」のせい。
東京に住んでいる弟の家の近くに「油そば」の店があり、
先日アイアン・メイデンのコンサートで東京に行った別の弟に
聞いたところ、その店はまだあったとのこと。
僕は2回しか行ったことがないけれどおいしかったし、
「油そば」なんて今流行っているわけではないだろうから、
店があるかどうか心配だったので、ほっとしました。
「油そば」の店の話をした瞬間から、
このGood Old Fashioned Lover Boyが
僕の頭の中に流れてきました。
6年前に僕が東京に行った際にその店に入ったところ、
おそらく有線放送でクイーンのGREATEST HITSの後半が
そのまま流れていました。
店に入った瞬間はSomebody To Loveが終わりかけの頃。
Now I'm Hereの間に注文し、待っているうちにこの
Good Old-Fashioned Lover Boyになり、品が届いて食べ始めました。
Play The Gameの間に食べ終わり、
Flashで席を立ってお見送りされました(笑)。
Good Old-Fashioned Lover Boyは元から好きだったわけですが、
食べている間に流れていて、おいしさも手伝って
他よりも強く印象に残り、頭の中で関連付けられたのでしょう。
食べながら聴いていて、"Hey boy "のロジャーが歌うところは
やっぱりいいなあとしみじみ思った、なんてことも思い出しました。
僕にとって大切な曲が、こうして「油そば」に結びついてしまいました。
クイーンのファンの方や(僕も一応ファンですが)
この曲が特に好きな方には申し訳ないと思いつつ、でも僕は、
爽やかなこの曲と「油そば」のミスマッチ感覚が妙に気に入っていて、
思い出し笑いをしてしまうことすらあります(気持ち悪いですが・・・)
04
ところで、「油そば」って好きですか?
僕はまあ好きです。
僕は塩分を控える食事制限をしているので、
ラーメン屋は店でもカップでもスープは残します。
でも、残すのはやっぱりもったいないと思いますね、
そういうふうに育てられたから。
お店の場合残すのが申し訳ないというのもあります(でも残すけど)。
「油そば」はスープがないのでその点は気が楽です。
ただ、その分味付けが濃くて結局はスープものと
塩分量変わらないかもしれないし、
そうであるならむしろ塩分とりすぎになってしまうのか。
今度調べてみよう。
いずれにせよ、次に東京に行ったらその店の「油そば」を食べたい。
という、今日はごく個人的な(どうでもいい)お話に
お付き合いいただきありがとうございました。
最後は今朝の3ショットにて。
05
今日は「立夏」でしたが、肌寒い1日でした。