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「第66回さっぽろ雪まつり」は昨日で終わりました。
今年は過去5番目に多い235万人の人出がありましたが、
8日の日曜に雨が降らなければ、もう少し多かったかもしれません。
閉幕翌日、このところ2月12日恒例となっているのが、
雪像取り壊し。
今年は久し振りにこの日が休み、朝から見学に行きました。
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7時56分
西8丁目会場「春日大社中門」雪像はまだ残っていました。
車で聞いたラジオによれば、この時点で既に
西4丁目会場「スター・ウォーズ」は形がなくなっていたとのこと。
もう50人ほどが待っていて、テレビ局も数社いたのですが、
8時半から式があると周りから話し声が聞こえ、待つことにしました。
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8時21分
マイクのテストなどをしていましたが、先に話すと、
マイクの声は少し離れた見学者にはほとんど聞こえないもので、
あくまでも従事者向けの式のようでした。
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8時32分
作業に携わる自衛隊員が壇上に並び、
脱帽の上、黙礼をしていました。
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8時33分
この前にお神酒に使うと思われるお酒も運ばれていましたが、
ここで「神事」が行われたようです。
神社の建物だから式をしたのかどうか、他のは見なかったので
分からないのですが、日本人らしいですね。
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8時34分
式が終わり、これが雪像最後の晴れ姿。
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8時37分
ショベルが壇上に登り、いよいよ取り壊しが始まります。
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ついに、門の一部が壊されました。
この時は200人ほどいたであろう見学者から、
ため息のような声が上がっていました。
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8時43分
そのまま中央を崩すのではなく、向かって左を壊し始めました。
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8時47分
崩した雪をショベルでかき集めていました。
ショベルがまるで手のように器用に雪を集めてゆく様を見て、
作業員さんの操縦技術に感心しました。
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8時48分
雪を集めてどうするかと思ったら、それを踏み固めて足場として、
さらに奥を崩すのでした、なるほどね。
でも、雪がない土地にお住いの方には、雪がそれほど固い
ということがにわかには信じ難いかもしれない。
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8時56分
長くなりそうなので帰ることにしましたが、通りがかりに裏を見ると、
自衛隊員さんが足場を解体し運んでいました。
そうか、だから高い部分はまだ崩さなかったんだ。
最後までお見せできないのは申し訳ないのですが、
昼過ぎにはもう雪像は完全になくなっていたと思います。
雪像取り壊し、最近は見学者も増え、
もはや雪まつりの一部となっている感があります。
実際、隣りで取材を受けていた小さい子供と両親のご家族は、
取り壊しを見たくて九州から最後の日に来たと話していました。
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朝着いた時既に壊されていた別の雪像の跡。
イメージとしては、解体後はこのような雪の山になります。
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西4丁目会場「スター・ウォーズ」雪像。
先に見てきましたが、正面に行くことはできず、しかしもう
「白兜」も何もなくなっていたのは分かりました。
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西10丁目会場「日清どん兵衛」滑り台は、
女性がひとり見ているだけ、ひっそりと壊されていました。
まつりが終わった寂しさのようなものはありますね。
雪像がもったいない、という気持ちも、幾らかは。
でも、札幌市民にとっては、雪まつりの雪像取り壊しは、
春がより近づいていることを感じる行事でもあるのです。
実際、今日はいい天気、それほど寒くなかったですし。
そこで今日の一句
ディーゼル音雪像崩し春を呼ぶ
一応偉そうに(笑)自己解説すると、「ディーゼル音」というのは
パワーショベルの音のことですが、People Get Readyの
"All we need is faith to hear the diesel's humming"
という歌詞が頭に浮かび、それを使わせていただいたのでした。
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最後は今日の犬たち。
雪像取り壊し作業撮影中は当然車の中で待機。
その後、漸く外に出られたのでした。