ハイタカ現る

guitarbird

2014年12月21日 20:29

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昨日の「コゲラ運」の記事において、
ぽちわかやさんが以下の句を書き込みしてくださいました。

冬の鷹二つ耳もち生き残る   寺田京子

本日、A公園にハイタカが現れました!

しかもなんと、写真が撮れた!!

ハイタカはこのところ割と目にしていたので、
現れることはそれほど珍しくないですが、
割と近くで写真を撮れたとなると、珍しい、というより
僕自身これだけ近くで撮れたのは何度かしかないというくらい。


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これがオリジナルの大きさ、さすがにこれでは小さいので
これ以外のハイタカの写真はトリミングしていますが、とにかく近い。

カラマツでハシブトガラが3羽で採餌し、別の木にコゲラがいて、
どちらもサンヨンでは遠く、もう少し近くに来ないかと待っていました。

すると、ハシブトガラス2羽が叫びながら林の上を飛び始めました。

すぐに、1羽のハイタカが林の向こうから飛んで来て、
僕から7mほど離れた木のてっぺん近くの枝にとまりました。

ハイタカが現れると、ハシブトガラは低く飛んで逃げ、
コゲラは「ギギギーィッ」と激しく鳴きました。


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僕は向こうから見ると木の陰にいたようで、ハイタカはこちらを
うかがいつつ、それが何だか分からないといった様子。
半逆光だったので、レンズに反射していたかもしれない。

顔を傾けて僕との距離を測ったり、横を見てきょろきょろしたり。

そんな1枚を大きくトリミングした顔のアップです。

雌の個体ですね、横縞が灰褐色。

大きさはカラスより少し小さいくらい。
近くで見ると、オオタカよりも目と目の間が近いですが、
飛んでいる状態のしかも見上げでは分かりません。


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この時はたまたまMF=マニュアルフォーカスにしていたので、
枝が入り組んだ木にとまってもすぐに対応できました。
AFだったら手前や横の枝に合焦して失敗だったかもしれない。

しかし、僕は色気を出し、もう少し近くでより逆光ではない場所に
移動しようと歩き始めると、案の定、林を低く飛んで逃げました。

それにしても、10秒近く同じ枝にいて撮れたのは
珍しい、貴重な時間でした。

そして、そうか、今日もコゲラを追っていてハイタカが現れた、
つまり「コゲラ運」が続いていたんだ。

でも、コゲラは運よくハイタカから逃れられた、のですが、
ハイタカ側からすると運が悪かったようですね・・・

ともあれ、撮らせてくれてありがとう。


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そして僕にハイタカの接近を教えてくれた
このハシブトガラスもありがとう。

鳥見の際は、カラスだからといってばかにできません。
そもそも僕はカラスをばかにはしていないつもりですが、
猛禽の接近をカラスの鳴き声で知ることは多いのです。

ヒヨドリをはじめ他の鳥は、猛禽が近寄ってから反応しますが、
カラスは遠くから近づいてくる段階で鳴いてくれるからです。

だけどもちろん、カラスに餌をあげたりはしませんが(笑)。


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昨日は天気が悪い方に向かっているのを察知してか、
鳥の動きが不気味なほど少なかったと書きました。

今日は真冬日、積もらないほどの雪が断続的に降りましたが、
風はあまりなく、昨日よりは穏やかな1日でした。

鳥たちはしかし、昨日よりはいたけれど、という程度。
カラ類とヒヨドリは戻ったかな、でもベニヒワとツグミは少ない。

もしかして、ハイタカやオオタカが近くにいつもいるらしい、
という情報が小型鳥類の間に広まっているのかもしれないですね。


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日の鷹がとぶ骨片となるまで飛ぶ 寺田京子

A公園こと旭山記念公園には、寺田京子句碑がありますが、
それ以外にも、鷹の句を詠んでおられらたのですね。

もしかして、A公園の辺りは昔から
鷹がよく見られた場所だったのかもしれないですね。

句を紹介し、今日の幸運を呼んでくださった
ぽちわかやさん、ありがとうございます。


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今日のマーサ、ハイタカをイメージしてみました・・・


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ポーラは落ち着いた表情。

ハウは近すぎてアウトフォーカスですが、
表情が分かるので、まあ、お許しください。




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