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12月8日は、「ジョン・レノンの日」
僕は、BLOGを始めてから、この日は毎年欠かさず、
ジョンへの思いを綴った記事を上げ続けていますが、今年は、
僕が持っているジョン・レノンの本を集めてみました。
なお、ここでは、ビートルズの本は除き、
ジョン・レノンひとりに絞った本に限定しました。
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全部でこれだけ、
9冊ありましたが、でも、
確かに買った記憶はあるけど、見当たらないものも・・・
ともあれ、1冊ずつみてゆきます。
◎1冊目
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IMAGINE
Andrew Solt and Sam Egan
Macmillan Publishing Co. (1988)
これは、ジョン自身がナレーションをしている
映画
『イマジン』公開時に出版された、
いわば映画のダイジェスト的なジョンの半生記。
大型本で写真も豊富ですが、中から1枚
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1975年の
グラミー賞授賞式において、
久しぶりに人前に出た
ジョンとヨーコ、そして
左から
デヴィッド・ボウイ、アート・ガーファンクルに
ポール・サイモンの豪華5ショット。
ジョンが、「このポールはあのポールじゃない」
と言った時のものですね。
それにしても、ポール・サイモンの髪・・・あ、失礼・・・
これ、洋書を丸善で輸入販売するかたちになっていますが、
今、裏を見ると、6800円もしたんだ・・・
大学生時代に、よくもまあ買ったなぁ(笑)。
そして消費税導入前。
これは翻訳され、
「イマジン」として河出書房新社からも出ましたが、
それは東京の弟の家にあることを、前回、確認しました。
日本語版は表紙が白で、色使いがまったく反対ですが、
日本語版は映画のサントラCDにつながるイメージです。
◎2冊目
02
ジョン・レノン・プレイボーイ・インタビュー
集英社 (1981)
これは、ジョンの年の翌年に出版された、
ジョン・レノンの最後のインタビューをまとめた本。
というより、僕がビートルズやジョンの音楽記事の際に
ジョン自身による曲解説を引用している本としておなじみ(笑)。
ハードカバーで定価680円というのが、
今となっては信じられない安さ。
2冊あるのは、古本で見つけて、保存用に買い足したから。
◎3冊目
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ジョンとヨーコ ラスト・インタビュー
デービッド・シェフ 集英社 (1990)
これは、基本的には02と同じインタビューを、
その10年後に再編集して出版されたものです。
ただ、ジョン自身の曲解説が、
02では独立した項目になっていたのが、
ここでは、話の流れの中に取り込まれています。
これ、僕が書店で働くようになってから出た本で、
僕は、「特権」で、一般発売前に手に入れていました。
というのは、言ってはいけないのかな(笑)。
02からグレイドアップして2000円税込みですが、
それでも、今から見ると、価格設定が安いと感じました。
◎4冊目
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ジョン・レノンが見た日本
ジョン・レノン/オノ・ヨーコ 小学館 (1990)
これは、ジョンが「主夫」時代に家族で日本に来た際に
ヨーコさんに日本のことをいろいろと教えてもらい、
その印象を自らイラストで表わしたのを集めた本。
これも1990年に出版されたものですが、
その年は「あれから10年」、
ジョンやビートルズの本がたくさん出版された年でした。
これは、見ていてとっても和みますね、例えば
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左から
「甘い」「酸っぱい」「塩っぱい」「辛い」「苦い」
それぞれの表情を描いています。
そしてもう1枚
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砂あそび
ショーン君でしょうかね、そして間には犬も。
もう、何も言うことが浮かばない。
この本には、
当時の新刊案内の広告折りがはさまっていましたが、
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そこにもジョンのイラストがあるのが、うれしい。
そして右は、同封されていた同じ小学館の写真集
「ジョン・レノン 家族生活」のチラシ。
この本も当時、もちろん買いましたが、こちらのほうは、
今は東京の弟の家にあるのを、やはり確認しました。
だから、今回紹介できないのが残念です。
なおこの本、今は
「ちくま文庫」から出ていることを、
先ほど調べて知りました、知らなかった、買わなきゃ!
というわけで、一応、リンクも施しておきました。
◎5冊目(05左)、6冊目(05右)
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左:
COME TOGETHER ジョン・レノンとその時代
ジョン・ウィナー PMC出版 (1988)
これは、帯に「歴史学者が書いたロック版現代史」
とあるように、カウンターカルチャーとしてのロックを
ジョン、ボブ・ディラン、ミック・ジャガーを
中心に読んだという本で、まあ要は小難しい本ですね(笑)。
ただ、当時は大学生だったので、こういう本も読むことには
それなりの義務感もあったように、今となっては思います。
なお、この出版社は、これを出した後に営業停止しました。
右:
レノン・コンパニオン 25年間、60篇のレノン論
CBSソニー出版 (1989)
これは副題の通りで、最初はすごく面白そうと思ったものの、
読んでいるうちに、頭の中で何かがずれてゆきました・・・
まあ「論」ですからね。
「CBSソニー」という音の響きが懐かしいですね。
というわけで、この2冊はそれほど思い入れもない本です。
◎7冊目
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JOHN LENNON
Albert Goldman Arnold Mandadori Editore (1988)
当時はジョンの伝記の決定版と謳われた本。
翻訳版も確か出たはずですが、これは、
父がイタリア旅行した際に
お土産で買ってきてもらった洋書です。
しかし、だからこれ
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写真のキャプションをよくご覧ください・・・
イタリア語の本なのです。
僕は読めないので、読んではいません。
そのうち、弟に訳してもらおうかと・・・
それとも父は、これを買ってきて、僕に
イタリア語を勉強してほしかったのかな。
そのようなわけで、僕はこれ、翻訳本も読んでいないし、
どんなことが書いてあるのか、分かりません。
余談ですが、この次に父がイタリア旅行した際には、
ディック・フランシスの洋書を買ってきてもらいましたが、
父には「今度は英語の本を」とお願いしていたので、
大丈夫でした(笑)。
◎8冊目
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SKYWRITING BY WORD OF MOUTH Pan (1986)
これは、ジョンが1968年から1979年の間に書いた
エッセイや創作の断片を集めて1冊にまとめた本。
表紙の絵からもう、ジョンらしさ炸裂ですが、
中の絵も1枚ほど
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かわいいカンガルーの絵。
でも、袋に入っているのは、誰だろう・・・
この本は、1991年に英国旅行に行った人に
お土産として買ってきてもらったのですが、
写真を見てお分かりのように、SALEものだったそうで、
「SALE本で安かったのでこれしかないと思った」
と、その人が楽しそうに話していたのを思い出します。
もちろん、そんなこと、こちらは気にしていなかったですが。
なお、SALEのシールは外のビニールに貼ってあったのを、
僕がはがして本の表紙に貼り直したものです。
それから、ジョンがビートルズ時代に書いた
IN HIS OWN WRITEの洋書ペイパーバック版も、
大学生時代に買っていたのですが、それもまた、
東京の弟の家にあることを再発見し、
東京に行った際に、寝る前に読んでいました。
◎9冊目
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LENNON THE SOLO YEARS
Wise Publications (1981)
最後の1冊は、ジョンのソロ時代の楽譜集、全
45曲収録。
ただし1曲だけ、ビートルズの曲である、
The Ballad Of John And Yokoも入っています。
これは、その日の割とすぐ後に出た楽譜集であり、
DOUBLE FANTASYの全曲の楽譜が
収められていることが謳われています。
これは、中学時代かな、もう高校に入っていたかな、
とにかく札幌の、今はもうない旭屋書店の洋書コーナーに
置いてあったのを見つけた瞬間、欲しくてたまらなくなり、
確か4000円くらいしたものでしたが、
たまたま持ち合わせがあり、その場ですぐに買いました。
当時はもちろんお小遣いが限られていたわけですが、
これを買い、2枚ほど、LPが買えなくなりました・・・
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Happy X'mas (War Is Over)のページですが、
このように、簡単なヴォーカルと伴奏の譜面に、
ギターコードのダイアグラムが記されているだけですが、
それでも、これだけまとまったジョンの楽譜集というのは、
多分、他にはないのではないかな、充実した1冊。
僕が買った10年ほど後の書店員時代に、
まだ売られていることを見て、うれしくもなりました。
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そしてもちろん、ハウの名前の由来である
Howの楽譜もありますよ(笑)。
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という9冊に、東京にある3冊を足して、
12冊が、僕が持っているジョン・レノンの本です。
次に東京に行った際には、その3冊を撮影して、
また別の記事に上げようかと、今、思いました。
しかし、ここでふと自分でも気づいたことが。
これらの本、1990年頃までのものしかないですね。
いや実は、僕はですね、
1989年に出た
ポール・マッカートニーの
FLOWERS IN THE DIRT(記事はこちら)を聴き、
それまでは割と硬派の「ジョン派」だったのが、
「ポール派」に転向していたんです。
ポールは来日公演もしましたし。
これは、そのことと、無関係ではなさそうですね。
ちなみに今は、何派でもありません。
なんて書くと、ジョンも、怒るかな・・・(笑)・・・
いや、そんなことはない、ジョンなら、きっと。
僕は、昨夜も風呂で、
Beautiful Boyを歌っていました。