流行語大賞(集団的自衛権)

guitarbird

2014年12月04日 21:32

01


先週でしたか、毎年恒例の
「ユーキャン新語流行語大賞」が発表されました。

今年は
「ダメよ~ ダメダメ」
「集団的自衛権」
が大賞に選ばれました。

「ダメよ~ ダメダメ」、僕は10月までまったく知らなかったのですが、
日本エレキテル連合が「笑点」に出演したのを観て知りました。
これを子どもさんが意味も分からず使っているという話を聞いて、
ううん、どうなんだろう・・・と・・・
まあ、単純にダメな時に使えるけれど。
これについて思うことはこれくらいかな、僕は使わないだろうし。

今年のTop10ということで、あと8個を書き出します。

「ありのままで」「カープ女子」「壁ドン」「危険ドラッグ」
「ごきげんよう」「マタハラ」「妖怪ウォッチ」「レジェンド」

この中で僕は、「壁ドン」というのをまったく知らなくて、
この時初めて聞きました。
ネットでいろいろ見たのですが、使い方も分からない。
そういう言葉もあるんだ、勉強になりました。


02


流行語は流行だけあって、たいてい、すぐに使われなくなりますよね。

試しに、昨年の流行語大賞、4つ。

「じぇじぇじぇ」
「お・も・て・な・し」
「今でしょ」
「倍返し」

「じぇじぇじぇ」は、流行っていた頃も言うのが恥ずかしかった(笑)。
「あまちゃん」(能年玲奈)は好きなんですけどね(だからかも)。
今はもう流行語としてはあまり使われないでしょう。

「倍返し」、僕はそのドラマを見なかったせいか、使わなかった。
実生活の中でそれを使うような状況にならなかったのもあるかな。
しかしこれはよく使われていましたね。
でも、つい最近、プロ野球の記事で、どこかの球団のお偉方が、
「倍返し」を使っていたと聞いて、もう古い・・・と感じました。

「お・も・て・な・し」、これは使う人使わない人分かれたかな。
応用で、例えば「し・ご・と」とか「お・さ・ん・ぽ」みたいに5文字では
なくても、何か強調したい言葉を区切って言うのにも使われたようで、
この使い方なら今でもしている人がいるかもしれない。
あ、僕は使ったことはないですよ、やっぱり恥ずかしい・・・
ところで、「お・も・て・な・し」のように言葉を区切って言うのは、
かなり親しい人の間だけで行われると思いますがどうかな。

「今でしょ」、これは僕もたまに使いました。
もうそろそろ流行語としての賞味期限は切れたかなと思いつつ、
若干茶化しながらも今でも使えるように思います。
その茶化しがなくなると、普通に表現として定着するかもしれない。
言葉を考えるのが好きな人間としては、要注目です。


03


ユーキャンのHPには過去のものも載っていますが、
あらためて見ると面白いですね。
ちなみに昔は「現代用語の基礎知識」の自由国民社主催でしたね。

第1回目の1984年、覚えていますか?
新語金賞「オシンドローム」
流行語金賞「まるきん まるび」
それが流行ったことすら記憶にない・・・
まあ、僕はまだ高校生で、世の中とは少し離れていたから。

翌1985年の流行語金賞は「イッキ! イッキ!」。
ふむ、今となっては抹殺したい言葉か、というより、
それがもてはやされた世の中が、今となっては恐いですね。

しかしその年の銀賞が「トラキチ」、阪神タイガースファンですが、
これはかつて流行語だったことはもう忘れ去られ定着してますね。
僕も今HPを見て、そうか新しい言葉だったのかと思ったくらい。
こういう例があるというのはなんだかうれしいし楽しい。

過去の流行語で僕が真っ先に思い出したのは
「亭主元気で留守がいい」でしたが、これは1986年銅賞。
金賞ではなかったんだ。
しかしその年の流行語金賞は「新人類」、納得。
今の若者は「新人類」よりもっと新しくなっているけれど、
言葉は「新人類」以降更新されていないですね。

1989年の新語金賞は「セクシャルハラスメント」。
そして流行語大賞が「オバタリアン」、どちらも今でも言われますね。
ただ、後者は若者にはどうなんだろう。
若者が使うかどうか、これが流行語になるかどうかの鍵でしょう。

1990年の新語金賞は「ファジィ」、今はほとんど使われないかな。
少し前、何かの時に僕は「ファジィ」と言ったんだけど、その直後、
これは今は古いか、と思いました。
これは意味としては普遍的な表現だと思うのだけど、
今の世の中では求められないことなのかもしれない。

などなど、見ていると面白いしいろいろ思うところがあるんだけど、
これをやっていると音楽記事より長くなってしまうので(笑)、
そろそろ本題を話して終わります。


04


今年に戻り、もうひとつの大賞が「集団的自衛権」
ネットでは、これは使わないし周りで使う人は見たことがない、
という意見が多かった。
真面目な問題だから流行語というのはどうか、という意見も。


うちのマーサは、夕食のドッグフードをすぐには食べず、
ふらふら歩き回ったりポーラの皿をのぞいたり。
上にのせる茹でた鶏むね肉ときゃべつや大根はすぐに食べるけど、
お腹がそれほど減っていないとドッグフードは残すこともあります。
食べてくれないと飼い主としては困るのですが。

マーサの皿にドッグフードが残っていると、
いつもお腹をすかしているハウがやって来ます。
ハウは獣医さんにダイエットを命じられ、春からドッグフードが
減らされたので、余計に腹が減っているのです。

ハウがマーサの皿のドッグフードを食べ始めると、
マーサは大声で吠えだします。
さっきは食べなかったくせに、自分の皿にあるものは
自分のものだという意識はあるのでしょう。

しかしハウは構わず食べ続ける。
マーサはハウが怒ると恐いし、体重も3倍くらいあるので、
自分ではとうていハウにやめさせることはできません。

マーサはどうするか。
僕のそばに来て、ハウに向かって大声で吠えます。
僕にハウを何とかして欲しいのです。
実際、ハウが食べ過ぎると困るので、僕はハウにやめさせます。
それからようやく、マーサは残りを食べ始めます。

マーサのこの行動をわが家では
「集団的自衛権の行使」と呼んでいます。
もちろん、マスコミで耳にするようになってから使い始めました。


以上、流行語大賞のお話でした。


06


もちろん、3頭とも普段は仲がいいんですよ。




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