スコットランドはどうなる

guitarbird

2014年09月17日 21:29

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僕が今いちばん関心がある話題です。

スコットランドの独立を問う住民投票が、いよいよ明日行われます。

事前の世論調査では、反対がまた過半数となりましたが、
賛成との差はひと桁で、まだ決めていない人の割合よりも低く、
賛否拮抗していてまだ先行きが読めない状況には違いありません。

スコットランド独立の話題が日本でもそれなりに注目を浴びているのは、
少し前の言い方をすれば「西側先進国」でこのような問題が起こる
という慣れないことへの関心から来ているのではないでしょうか。

また、カナダでフランス語を話す人が多いケベックの独立問題、
スペインではバスク地方で独立問題がくすぶり続けているし、
バルセロナがあるカタルーニャ州もそういう思いの人が多い
という話題もありますが、しかしスコットランドは
日本では昔からそれらよりも身近に感じる地域でもあるため、
関心の高さにつながっているのでしょう。

今日は、家にあるスコットランドを集めてみました。


02


スコットランドの紋章が入ったキャップ

2つありますが、数年前に札幌のオーロラタウンに
英国関係のブースが出た時に見つけました。

最初はつばが緑のほうを買ったのですが、
とても気に入り、もうひとつ欲しくなり、青のを買い足しました。

白いのでスズメバチ対策にもいいし。

ただ、僕は顔の幅が広くて基本的にキャップが似合わないのと、
やはりもったいなくて(笑)、今は使っていません。

それで、今日この記事を書く際に思いついたのですが、
玄関の鹿の角にこうしてかけて飾りとすることにしました。


03


ジョニー・ウォーカー黒ラベルと赤ラベルのミニチュアボトル

やっぱり、スコットランドといえばスコッチですよね。
だったら先に出せ、と言われそうですが・・・

僕は20代前半にウィスキーのミニチュアボトル集めに
凝っていたことは以前記事(こちら)にしましたが、
その時に飲んで気に入ったもののひとつがジョニ黒で、
普通の瓶も買って飲んでいました。
ミニチュアボトルも買い足しましたが、まだ残ってますね(笑)。




(左)
とびきり哀しいスコットランド史
フランク・レンウィック/小林章夫(訳)
ちくま文庫

かつて東京にいた頃に単行本が出てすぐに読んだのですが、
3年くらい前にブックオフで文庫を見つけて買い直したもの。
投票を前に、この本を明日までに読了予定・・・大丈夫か・・・
1章につき2、3ページで短く説明しながらスコットランドの
歴史を追ってゆくもので、意外と早く読めそう、いや、読めます。

スコットランドは1707年に、398,085ポンド10シリングで
(今の英国に)売却された、と、序章にあります。
今回もし独立することになれば、307年振りになるわけですね。

ちなみにこの本の原題は"Scotland, Bloody Scotland"、
ロック好きにはおなじみの言い回しですね。


(右)
イギリス史10講
近藤和彦
岩波新書

この本も「積ん読」でしが、これは明日までに間に合わないな。
でも、この際だから読んでみようか。


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スコットランドの花はアザミですが、今はもう咲いていないので、
同じキク科のエゾノコンギクで。

そしてスコットランドといえば音楽ですかね。

Paul McCartneyなどの"Mc"性はスコットランド由来のもの。

ロッド・スチュワートもスコットランド系の人。
オリジナルはサザーランド・ブラザースですが、
ロッドの歌として膾炙しているSailingの
"I am flying passing high clouds"という歌詞は
スコットランドを想像させてくれます。
といって、僕は行ったことがないのですが。

アイアン・メイデンのヤニック・ガーズもスコットランド人。
ステージではブルース・ディッキンソンが
イングランドの旗を振るパフォーマンスをしますが。

クイーンがテーマ曲Princes Of The Universeを歌った
ショーン・コネリー出演の映画『ハイランダー』も
スコットランドが舞台だった。

まあ、長くなるのでこの話題は今回はこの辺で。


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もちろんスコットランドではありません、今朝のA公園。
ほんと、秋らしくなってきましたね。

もうひとつ、僕の個人的な思い出。
大学の英語の先生がスコットランドの人でした。

先生は日本語ペラペラという噂があったのですが、
授業では絶対に日本語を話さなかった。
ピンク・フロイドが大好きだった。
偏屈な人として学生には避けられていましたが、
僕は授業の後でいつも雑談をしていたのもいい思い出です。

文房具の粘着テープでも「スコッチ」というブランドが
昔からおなじみでもあるし、スコットランドは、
日本でも割と身近に感じられます。


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ハウにスコットランドの帽子をかぶせてみました。
ほんと、なぜかハウは帽子を嫌がらないんですよね(笑)。

さて、独立投票について。

よその国のことだから僕が賛成反対を言うものではない。

でも、希望としては、独立しないで欲しい。

よその国のことだからとはいいつつ、ひとつ気になることが。、
たとえ賛成が1%でも上回ったとして、今のところ半々くらいで、
賛成が圧倒的に多いわけではないのだから、もし独立すると、
独立しない方がよかったという声がいつかまた高まるのではないか。
もちろん逆で、反対だった人も独立してよかったと思えるように
なる可能性も或いは同じくらいあるのでしょうし、
投票で決めるのは民主主義ではあるのだけれど、でも、
傍から見ていると、先行き心配になります。

まあ、でもこれこそほんとの余計なお世話でしょうけど、
どういう結果になってもよい方向に進むことを願っています。


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最後は今朝の犬たち。

ちなみに、もし北海道が日本から独立するということになったら。

こちらでは意外と話題になるんですよ。
まあ、どちらかというと公の場ではなく酒の場のネタですが。

僕は、指導者が誰かによって決めると思います。
北海道を愛してはいるけれど、場合によっては本州に移るかも。

もちろん、そんなことになってほしくはない、あくまでも仮定の話。
自然の様相がまるで違う北海道があることも、
日本の自然の多様性につながっていますから。


ともあれ、いよいよ明日に迫ったスコットランドの住民投票、
楽しみに、注意深く、見てゆきたいです。





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