「山の日」はまだか

guitarbird

2014年08月11日 21:29

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▲羊蹄山 (撮影地)ニセコ町

8月のカレンダーを見て思いました。
「あれ、11日が赤くないぞ、山の日ではなかったか?」

調べてみると、制定されたのは今年2014年、平成26年度だけど、
施行されるのは2016年、平成28年度、つまり再来年だそうで。

早とちりしてました、しかも2年も(笑)。


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▲羅臼岳 斜里町

この記事では、僕が撮った山の写真を織り交ぜてゆきます。


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▲夕張岳 A公園より

「山の日」の概要をウィキペディアから書き出します。

山の日は、2014年(平成26年)に制定され、2016年(平成28年)から
施行される日本の国民の祝日の一つである。
国民の祝日に関する法律第2条では、
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としている。


僕は、普段は鈍感でもこのことには敏感だったようで、
ニュースで見て、早速今年からと思ってしまったのでした。
まあ、冷静に考えると、すぐ施行とはならないのは分かりますが。


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▲函館山 北斗市

まず第一義的に、祝日が増えるのはいいことだと思います。
結局、日本の労働環境はまだまだ休みが取りにくいようですし。

ただ、僕自身は、土日祝も勤務がある仕事に就いているので、
休むということについていえばあまり関係ないかな。
でも、忙しくなる祝日が1日増えるのはむしろうれしいことです。
道路がすいている日の出勤も増えるかもしれないし(笑)。


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▲恵庭岳 恵庭市

「山の日」は、8月11日と定められており、
「ハッピーマンデー法」とは関係なく不動のようです。
お盆の時期に関係するので、例えば「第2月曜日」としてしまうと、
早い年は8月8日が休みになってしまい、いわば「無駄な休日」になる。
だから11日で不動にしたのでしょう。
ただ、今年のような場合は逆に、長くお盆休みを取れる人の場合は
お盆中にあるので、「無駄な休日」になるかもしれない。

しかし、僕が気になるのは、「海の日」は「ハッピーマンデー」だけど、
「山の日」は違う、というこの不平等感です。
海の神は怒るのではないだろうか・・・
ここはひとつ、海の神が寛容であることを祈りたいです。


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▲羊蹄山 黒松内町

ついでにいえば、「ハッピーマンデー」にはひとつ大きな不満が。

「体育の日」は、1964年の東京オリンピックが開幕した日を記念して
制定されたはずであるのに、「ハッピーマンデー」により第2月曜日に
移動させられてしまったのはいかがなものだろうか。
その日に意味があるのに。

これに関してラジオで面白い話を聞きました。
気象予報士の森田正光さんが毎週出ている番組で、ある時、
10月10日が「体育の日」の頃は「晴れの特異日」だったのが、
ハッピーマンデー以降、「体育の日」が「晴れの特異日」とは
いえなくなったという話を紹介していました。
つまり、(屋内競技もあるけど)外で健康的に運動をする日が、
天気にも影響するほど国民の思いが強かったのかもしれない。

しかも、2020年に二度目の東京五輪が開催されることになり、
最初の五輪があった「その日」の重要度が増すと思われるのに、
それを、お役所の都合で動かしてしまうなんて・・・
おっと、辛口になるのでここから先は自制しておきます。


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▲藻岩山 A公園より

「山の日」は何も登山をする人だけのものではない。
自然の一部として山に畏敬の念を抱くすべての人の日、
と、僕は思いたい。

山があることで、人間の生活も楽しく充実したものになりますから。

それに僕の場合、「円山」の麓に住んでいるし、
「旭山」記念公園とも関わりがある人間だから、
「山」というものが生活の中にあるとも言えるのです。

だから僕は、なんで山の日、祝日を無理矢理作りたかっただけ、
というネガティヴな考えは横に置いて、「山の日」を待ちたいです。


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▲円山 A公園より

この写真はまだマーサがいない頃のものです。

というわけで、勘違いしただけのはずが
こんなに長く語ってしまいました(笑)。
いつもお読みいただきありがとうございます。

僕としては、「山の日ではなかったのか」という記事を
来年また上げないよう気をつけたいです(笑)。

最後はA公園の駐車場の犬たち、マーサももちろんいます。


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