秋はりんご

guitarbird

2013年11月06日 23:09

01


秋はりんごがおいしいですよね。

僕はりんごが大好きですが、夏頃に買うのは、
冷蔵倉庫で保存してあるものなのでしょうかね、
買ってすぐに食べないと早くにぱさぱさになってしまい、
買うのをためらいがちでした。

だから、りんごの新物が出る秋が待ち遠しかった。

今回は、スーパーで買えるりんごを何種類か集めて
食べ比べてみました。

あ、もちろん1日や2日で全部食べたわけではないですよ(笑)。


02


秋映 あきばえ

長野産の秋映は、今回初めて見ました。
他の品種よりも色が濃くて、写真を撮った後で間違わない(笑)。
名前がいいですね、秋を映す、その通りのイメージ。
味は甘みが強く、酸味がほとんど感じられない。
と思ったら、酸味は後になって喉の奥に少し出てくる感じ。


03


ハックナイン

北海道で作り出された初めての品種で、1986年登録、
「ハックナイン」とはHokkaido Apple Cloneの頭文字"HAC"、
その9番目という意味だそうです。
9が好きな道民の僕にはうれしい名前(笑)。
ビートルズのRevolution 9やジョンの#9 Dreamにもつながるし。
なんて、これも、北海道の大りんご産地である余市のもの。
甘みも酸味も強めで、口の中で両者がせめぎあっているような感じ。
名前は知っていたけれど実物を見たのは初めてで、流通量は
あまり多くないのかな、産地に買いに行くほうがいいかも。


04


ジョナゴールド

こちらでは今いちばんよく売られているりんごのひとつで、
人気もいちばんなのかもしれない。
店先で見ると「てかり」が目立ちますよね、
この写真は再現できていないけれど・・・
これは岩手産、しかしこちらで見るのはだいたい長野産ですが、
そういえば青森産のジョナゴールドは見たことがない。
僕の中では、今の「信州リンゴ」といえばこれです。
※「信州リンゴ」="Since You Been Gone" by レインボー


05


王林 おうりん

緑色のりんごといえば今はこれかな。
いちばん甘いりんごではないかと。
僕の経験でいえば、王林は外れが少なくて、
甘みがあまり強くなくても酸っぱさもそれほどない。
昔は青りんごは酸っぱいという固定概念があったので、
これが市場に出回った時は軽くショックを覚えたものです。
なお、こちらでよく売られているのが、これ、ジョナ、ふじです。


06


レッドゴールド

なんとなくロックのアルバムでありそうな名前、か(笑)。
札幌の豊平区役所がある辺りはかつてりんごの産地であり、
今はその名残りで環状通りの中央分離帯がりんご並木ですが、
そこで育てられている品種がこれ。
今回、ちょっとしたつてでその並木のりんごをいただきました。
札幌市民としては昔からそれを食べてみたかったのですが、
ようやく念願が叶いました。
食べると実が硬かったのですが、よくないという意味ではなく、
しっかりとした歯ごたえ、しゃきっと感はいちばんでした。
甘さよりも酸っぱさがかなり勝っている感じでもありました。


07


世界一りんご

青森産のこれも初めて見ました。
記事にあたってはひと玉100円以下のを買い集めましたが、
これだけは大きいだけあってひと玉158円、奮発しました(笑)。
味の前に、実の中の種がある部分の空隙が他より大きくて、
ビー玉が入りそうなくらいありました。
食感は柔らかくて、ふわっととかぱふっとというほどじゃないけれど、
この中ではいちばん噛む力が弱くて食べられました。
甘みは普通、酸味はあまりない、という感じです。


08


トキりんご

僕が今いちばん好きなりんごがこれ。
トキだから、というのはまあ当たりでも外れでもないのですが(笑)、
もちろん味が気に入っているから。
甘いけど王林ほど甘すぎず、酸っぱさ抑え気味、バランスがいい。
まろやかな味わい、最初のインパクトよりは後味を楽しむ感じ。
紅くなり切らない、かといって青でもないという色は、
一昔前なら中途半端ととられたかもしれないけれど、
ほのかに紅い部分を朱鷺色にみたてた名前でしょうか、
店頭で初めて見た時になるほどと思いました。


09


ふじ(早生ふじ)

最後はふじ、早生タイプのもので今はそう銘打って売られています。
いちばん好きなりんごの品種はと聞かれると、ふじ、と答えます。
ふじは子どもの頃からあるのが安心、なんだかほっとしますね。
僕は、実は、酸味、酸っぱいものへの耐性が弱く、特に小さい頃は
苦手だったので、酸味が少なく甘いこれが好きなのはまあ当然かな。
型崩れしたものなどをまとめて安く売っているものも多いし、
そもそも収穫量も多いのでしょうね。
定番にして王道というか、まるでビ・・・・なんて(笑)。


10


などとちょっとした食べ比べレポートをしてみましたが、実際は、
何も知らされずに切った状態で出されても分からないかな。
まあ、普段は買う品種がせいぜい3つくらいで、今回のように
たくさんの品種を近いうちに食べたのも初めてですからね。

ちなみに写真10の品種はというと

世界一        レッドゴールド
      トキりんご
ジョナゴールド     秋映

ところで今回、紅林とつがるがなかったのが残念。
「つがる」は半月ほど前は「サンつがる」を普通に売っていましたが、
記事を思い立ってからは一度も店では見ていない。
早生品種ということで、他のが出回る前に出たのでしょうかね。

それから余談、今回記事にするのに調べて知ったのですが、
「サンつがる」のように「サン」と名がつくものは、
袋を被せず太陽を当てて熟成させたものという意味だそうです。


さて、今日のA公園の風景を何枚か。

11


そろそろ朝景(ちょうけい)の季節ですね。
今日は朝日を拝むことができました。


12


第一駐車場の斜面は向こうが透けて見えるようになりました。


13


12の左側の続きのような写真ですが、左端、
定点観察していた突き出しのヤマモミジももう葉が落ちました。


14


A公園いち紅いヤマモミジも、もう葉がこれだけ。


15


そのヤマモミジの落ち葉の中で、マーサ。


りんごに戻ります。

16


ところで、半分に切ったりんごを見ると、
何かを思い出しませんか!?


12


アップルレコード!

ビートルズのLPのレーベルですが、最後まで
この話題に触れないまま記事が終わると思っていましたか!?

まさか、この僕が、そんなはずはない(笑)。

これは、中学時代にビートルズのLPを買っていた頃に、
いつものお店でもらったコースター。
東芝EMIが、廃盤になり回収されたLPを切り抜いて
店に配っていたものだと当時説明を受けましたが。
当時は、廃盤のものでもレコードを持っていると、
レコード会社が課税された、という話を聞いたことがあります。

でも僕は、ビートルズのLPが廃盤になるの、といささか疑問でした。
しかし、廃盤といっても、例えば廉価盤として出し直すのに、
古いものを回収するということはあるみたいですね。

などと書いたけど、やっぱり、もらった時は、うれしさの反面
もったいないなあ、と思ったものでした。


13


もう1枚、ポーラに紹介してもらいましょう。

こちらはジョン・レノンのIMAGINEのLP。
A面のレーベルは金色のりんごの中にジョンの顔。


14


B面はおなじみ半割のりんご、やはり黄金。

そういえば、ちょうどハウの名前の由来になった曲
Howがこの面に入っていますね。

あ、ビートルズの話題を取り上げたので、
リンゴ・スターはもういいいですよね(笑)。
それにしても、リンゴでAppleってよくできてるなあ、
と思った日本人は多いでしょうね。


15


最後は、りんごの品定めをするマーサ。

割とすぐに匂いをかぐのをやめたんですけどね。





あなたにおススメの記事