01 おもうハウ
12月8日はジョン・レノンの日
BLOGを始めてから僕は毎年、この日は、
ジョン・レノンのことを書いてきました。
2010年の今年は、
ジョン・レノン生誕70年、いなくなってから30年。
ビートルズが「解散」してから40年です。
何を書こうか、12月になると毎年思いますが、今年は、
ジョン・レノンを想う歌
ジョンへの哀悼の意を込めた曲、追悼曲を集めてみました。
★1曲目
02
★
Here Today Paul McCartney (1982)
(Paul McCartney)
アルバム
TUG OF WAR収録
ポール・マッカートニーがジョンの死後に初めて出したアルバムから、
「きみが今ここにいてくれたら」と歌うもの悲しい響きの曲。
ポールの歌とギターに弦楽四重奏だけによる演奏は
Yeserdayを彷彿させるものであると話題になりました。
ポールお得意のアコースティック小品系の曲ですが、
当然のことながら、ここには軽さはありません。
ポールにしてはあまりにも深刻、歌詞もポールにしては観念的です。
シングル発売はなし。
僕がビートルズを聴くようになって初めて出たポールのアルバムで、
リアルタイムで聴いた中ではメンバーで最も好きなアルバムです。
余談、ポール・マッカートニーは、ジョンのその報に触れた時に、
Raincloudsという曲を録音していたそうです。
その曲は、No.1ヒット曲であるシングル
Ebony & IvoryのB面として
リリースされましたが、その曲がいまだにCD化されていないのは、
ジョンのそのことと関係があるのかな、と思います。
★2曲目
03
★
Empty Garden (Hey Hey Johnny) Elton John (1982)
(Elton John - Bernie Taupin)
ジョンとは一時親交が深く、ジョンとヨーコさんがよりを戻す
きっかけを作った人が
エルトン・ジョン。
ジョンの
「真夜中を突っ走れ!」で共演してNo.1になり、
ビートルズ時代の
Lucy In The Sky With Diamonds
をカバーしてNo.1に送り込みました。
また、エルトンが自身のマディソン・スクエア・ガーデンのコンサートに
ジョンをゲストとして招き、ヨーコさんも客席に招いていて、
2人を終演後にひき会わせたという話です。
その日のライヴの模様はCDでも聴くことができます。
この曲は「虚しい」という言葉をそのまま曲にしたような響き。
タイトルのGardenは、マディソン・スクエア・ガーデンの一件を
念頭に置いての単語かなと思います。
今回、記事にするためにこの曲を久しぶりに聴いたところ、
以前よりもかなりずっと素晴らしく響いてきました。
僕もだいぶエルトン・ジョンに慣れたのかな・・・(笑)・・・
でも、僕は、この曲が収録されたエルトンのオリジナルアルバムを
持っていないので、そろそろ買って聴こうと思いました。
写真は、僕が初めて買ったエルトン・ジョンのCDである、
1990年に出たボックスセットです。
実はこれには、個人的にほろ苦い思い出がありまして・・・(笑)・・・
★3曲目
04
★
The Late Great Johnny Ace Paul Simon (1983)
(Paul Simon)
アルバム
HEARTS AND BONES収録
今や伝説の1975年のグラミー賞。
ジョンは、
デヴィッド・ボウイと
ポール・サイモンとともに
実に久しぶりにステージに立ち、挨拶をしました。
その時の台詞がまたいかしていました。
「ここいるのはポールだけどあのポールじゃないよ」
そんな「別のポール」も、追悼の曲を書いています。
これはジョンの報に接した時に何をしていたか、
それからどんなことを思ったかを私小説風に書き綴っています。
ポールの淡々とした歌い方には、虚しさが、こみあげるというよりは、
じわじわと広がってゆきます。
余談ですが、そのグラミー賞の授賞式においてジョンは、
ビートルズの
You Won't See Meをカバーしてヒットさせた
アン・マレィをわざわざ彼女の楽屋に訪ねてゆき
「あなたのその歌は僕が聴いたビートルズのカバーでも最高です」
と伝えたという心温まる話も伝わってきています。
★4曲目
05
★
Life Is Real (Song For Lennon) Queen (1982)
(Freddie Mercury)
アルバム
HOT SPACE収録
ビートルズの少し後の世代の
クイーン。
この曲は、
フレディ・マーキュリーにしか作れない、
先が読めないエキセントリックな展開のミドルテンポの曲。
ほんとにフレディの曲作りは超個性的です。
当然のごとく、落ち着いた響きに虚しさが湧いてくる。
ここに並べたエルトン、ポール・サイモンとクイーンの3曲は、
悲しさ、寂しさよりは、虚しさがより強く響いてきます。
このアルバムは、ファンク・ディスコサウンドを大胆に取り入れ
当時はクイーンのファン内外から不評を買いましたが、
この曲はその色には染まっておらず、イメージが少し違います。
しかし、アルバムの中で浮いているかというとそうでもなく、
逆にこの曲があることでほっとする、そんな感じすらします。
実は僕も、このアルバム、今は大好きですが、
僕が洋楽を聴き始めて最初に出たクイーンのアルバムがこれで、
当時は、興味はあるけど聴くのが恐かった思い出があります。
だから余計に、CDの時代になって聴いて、素晴らしさに驚きました。
でも、そんなアルバムに入っているせいか、
クイーンにジョンを追悼した曲があることは意外と知られていない、
僕はそんな感じを受けています。
★5曲目
06
★
Jealous Guy Roxy Music (1981)
(John Lennon)
ロキシー・ミュージックとジョン・レノン。
僕は最初にその話を聞いて、変わった組み合わせだなと思いました。
でも、
ブライアン・フェリーがカバーアルバムを出していることを知り、
彼の音楽の趣向の広さを知った今はもう納得しています。
この曲は、ジョンの追悼のために録音してシングル化され、
話題が話題を呼んで英国でNo.1になったそうです。
音楽は、演奏も歌い方もロキシーそのものなのですが、この曲は、
素朴だからこそ、ロキシーの色にもうまく染まっています。
この曲、今ではすっかりジョン・レノンの名曲として親しまれていますが、
当時はまだアルバムの中の1曲に過ぎなかったという渋い選曲が、
彼らのセンスのよさと音楽への愛情を感じずにはいられません。
寂しいんだけど、悲しいんだけど、虚しいんだけど、
でも立ち上がろうよというメッセージを感じる好演奏ですね。
★6曲目
07
★
Let Me Count The Ways Yoko Ono (1984)
(Yoko Ono)
アルバム
MILK AND HONEY収録
ジョンの遺作となってしまった
DOUBLE FANTASYのセッションにて
録音され残されていたジョンの音源に、
ヨーコ・オノの新録音の曲を足し、
同様に対話形式に交互に曲を並べたこのアルバムは、
僕が初めてリアルタイムで買ったジョンのアルバムでした。
この曲はピアノ弾き語りのこじんまりとした響きのバラード。
ヨーコさんの曲はまあ基本的にジョンを想っているのでしょうけど、
ジョンがいなくなってからのこの曲は、その想いが違います。
"Thank you, thank you, thank you"と繰り返す部分、
こんなシンプルな言葉に詰まった想いの深さ、重さ、濃さを感じます。
僕は正直、ヨーコさんのソロアルバムはまったく聴いたことがないし、
ジョンのアルバムに入っている曲もすべてが好きなわけではないですが、
この曲は、高校生当時にLPで最初に聴いて大好きになりました。
これは明確に追悼の曲とは歌っていないですが、このアルバムは
全体がヨーコさんのジョンへの追悼だと思っています。
★7曲目
08
★
All Those Years Ago George Harrison (1981)
(George Harrison)
アルバム
SOMEWHERE IN ENGLAND収録
ジョン・レノンを追悼する曲といえばやはり、
ジョージ・ハリスンのこの名曲でしょう。
元々は
リンゴ・スター Ringo Starrのために書いた曲を、
ジョンの報に接して歌詞を書き直して作り上げたもので、
録音には、そのリンゴ・スターがドラムス、さらには
ポール&リンダ・マッカートニー夫妻がコーラスで参加と、
残されたビートル3人が再結集したことでも話題を呼びました。
ただし、実際に3人が同じ場所で録音したわけではなく、
ポールの部分はオーバーダブだということです。
歌詞にはジョンが作った歌詞からの引用が多く見られるのは、
哀悼の意とともにファンへのサービス、思いを共有したいという表れ。
またジョージは、ジョンの報に接して、その時に制作していた
アルバムを一部作り直し、当初予定よりリリースが遅れました。
この曲で僕が思うのは、
曲が持っている「運命」のようなものです。
リンゴには申し訳ないのですが、この曲がリンゴ・スターの曲として
世に出ていれば、これほど脚光は浴びなかったでしょう。
この曲は素晴らしい、あまりにも素晴らしすぎる。
僕が思う「曲の運命」は、この曲は、ジョージが作った当初から、
名曲として世に出る運命にあったのではないかということです。
ただ、その運命というのが、あまりにも悲しすぎる運命だった。
写真のシングルレコードは、僕が、ビートルズのソロの曲として、
ジョンの
Womanの次に買った思い出の1枚でもあります。
収録されたアルバムのCDは次の写真08です。
この曲は間違いなくジョージではいちばん好きな曲だなぁ。
そしてまたこの曲で悲しいのは、そのジョージもいなくなったことです。
しかし、名曲は残りました、これからも残ってゆきます。
09
そうか、もう30年が経つのか。
それは僕が中学1年生、1980年のことでしたが、実は、
ビートルズがデビューした1962年からジョンがいなくなるまで、
たった18年しか経っていなかったのです。
いなくなってから、もうそれよりはるかに長い年になりました。
その間も、ジョンの人気、ビートルズの人気は衰えることなく、
むしろますます広まっている感があります。
毎年この日は、ジョンのことを考えると寂しくなりますが、
ジョンの音楽がなくなるわけではないから。
10
Happy X'mas (War Is Over)
先日、
naminosabaohさんとご一緒させていただいた
大通ビッセのクリスマスツリーです。
楽しいクリスマスも、これからも続いてゆきますね。